ニセコの次に狙われるのはココだ…海外資本の無届け開発が繰り返される北海道!堀江貴文「日本人ファースト的ムーブの考えは醜悪」と言うが…
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無届けで開発されることが繰り返されている
また、6月25日の道定例会で、林祐作議員は「今、道民の皆様が長年守り続けてきた大切な財産である北海道の森林、水、そして景観が目の前で踏みにじられているその現実に強い危機感と怒りを覚えております。近年、倶知安町をはじめとする道内各地で外国資本による開発行為が急増し、中には、森林法や条例を無視した無許可開発、さらには、住民への説明もないまま大規模な伐採や建築が進められるという深刻な事態が発生しております。倶知安町では、届出もないまま大規模な伐採が行われた上に、実際に施工された建物は提出された設計図とは全く違うものであったとの報道もありました。是正を求め、設計変更や図面の再提出を促しても事業者は協力的な姿勢を示さず、既に住宅としての建物が完成している状況で、規制の実効性が問われております」などと憤りを隠さなかった。 北海道の貴重な水源地を含む重要な土地が外国資本に売買され、無届けで開発されることが繰り返されていることへの不安の声は尽きない。ただ、北海道の総合政策部長兼地域振興監は「水源地近傍の売買などによる土地取引に関し、事前届出を求める道の条例について広く周知を行うとともに、今般の倶知安町における事案等を踏まえまして、地域の実情に即した土地取引の規制の強化を国に要望するなど、適切に対応してまいります」などと述べるにとどめている。
中国資本の大規模プロジェクトも目立ち、バブルのような好景気
世界的リゾートに成長したニセコエリアは、海外からのマネー流入で地価や人件費の高騰も招いている。国土交通省が発表した2025年の地価公示によれば、ニセコ地域の倶知安町の住宅地は前年比9.7%増の18万1000円。商業地では1平方メートルあたり50万円を超える土地もあった。実に10年前の2倍を超える値だ。 ニセコ町の観光入込客数(2024年4月~2025年3月)は162万4886人(うち北海道外からは91万4305人)に達し、倶知安町には1戸あたり5億円を超える高級コンドミニアムや別荘が並ぶ。中国資本の大規模プロジェクトも目立ち、バブルのような好景気を見せているのだ。その結果、飲食代も高くなり、働く人の時給も2000円を超える水準に高騰している。 2022年に土地利用規制法が施行されたものの、安全保障上重要な土地の利用を調査・規制するというように対象が限定され、制度や運用上の問題が指摘されてきた。
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