ニセコの次に狙われるのはココだ…海外資本の無届け開発が繰り返される北海道!堀江貴文「日本人ファースト的ムーブの考えは醜悪」と言うが…
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無許可で3.9ヘクタールの森林が伐採、造成された問題
6月24日の北海道議会定例会で、早坂貴敏議員は「倶知安町巽地区において、無許可のまま約3.9ヘクタールの森林が伐採、造成された問題が発覚しました。開発には森林法や景観条例に基づく許可が必要でありましたが、それらの手続きがないまま工事が進められ、自然環境や住民生活への影響も懸念されており、責任のある対応が今後求められております」と指摘。その上で「こうした事態を受け、倶知安町議会では6月19日、羊蹄山の麓・巽地区における違法開発行為に対する厳正な対応と再発防止を求める決議が全会一致で採択されました。決議では、違法行為の厳正な対応とともに、許認可制度の運用強化や監視体制の見直しが求められております」などと、道側に対応を求めた。 これに対し、北海道の鈴木直道知事は「開発行為などへの対応についてでありますが、倶知安町以外でも無届けの森林伐採があったと報じられた事案については、地元市町村から振興局に事前に情報提供があったところであり、市町村への森林法の伐採届出が必要な地域であるものの、伐採規模は0.2ヘクタールと、道の開発許可を要しないものであり、道の水資源保全条例の届出は要しない地域であると認識しております」と説明した。
外国資本による不動産取得や開発を不安視する向き
が、「道では、倶知安町で生じたような事案の防止に向け、開発行為等に関連する法令や条例の制度や手続を整理したホームページを立ち上げ、市町村と改めて共有を図ってまいります。道としては、引き続き市町村と連携し、林地などでの無届け開発案件などについて情報収集とその共有を図ってまいります」と答弁するにとどめた。 ただ、議員にも外国資本による不動産取得や開発を不安視する向きは少なくない。渕上綾子議員は「外国資本による土地の取得について、不安の声が多数寄せられています。外国資本による土地の取得は、GATS協定により制限できない状況ですが、倶知安町での森林伐採開発やニセコのこともあり、適切なディフェンスを講じることが必要です。そこで、信託法を活用して受益権だけを売却し、法令上重大な違反や固定資産税の滞納などがあれば受益権を失い、所有者の元に戻すというような条文を付しておくことができます。信託法の活用についてどのように考えるか伺います」と指摘した。
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