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「こんなにあったのか」琉球人遺骨466体、墓へ返還求める声 研究者や市民「世界の潮流、運動の成果」
京都大=京都市左京区
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京都大学が昭和初期に沖縄や奄美から研究目的で持ち出し学内で保管している遺骨が少なくとも466体分に上ることに、遺骨の返還を求めてきた研究者や市民からは「こんなにあったとは」との驚きの声や、「本来あったお墓に戻すべきだ」との声が上がった。
遺骨返還を求める「ニライ・カナイぬ会」共同代表の松島泰勝龍谷大教授は「遺骨の返還が進む世界的潮流を京都大も無視できないことが明らかになった。返還運動の成果だ」と語る。京都大が示したガイドラインについては「返還に関する決定権が、遺骨を盗んだ京都大側にあるのは納得がいかない。本来あったお墓に遺骨を戻せるよう、引き続き京都大に求めていく」と述べた。

同会のメンバーで今帰仁村の風葬墓「百按司(むむじゃな)墓」に関わりがあるとされる第一尚氏の子孫の亀谷正子さん(81)は「こんなにもあったとは。本当に取りたい放題だったのか」と驚きを隠さない。亀谷さんは百按司墓から持ち去られた遺骨の返還を求めて提訴した原告の一人。「これまでの取り組みが京大のやってきたことを白日のもとにさらした。自ら公表に踏み切ったことは大きな一歩だ」と話した。
今回の発表では、奄美からの遺骨360体分も明らかになった。「京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会」の原井一郎会長代行は「どこに安置されていたのか不明な遺骨もあり、ずさんな管理の表れだ」と指摘。さらに「自治体からは個人の特定できない遺骨を返されても対応に困るという声も聞かれる。自治体の理解を得ながら、奄美全体で郷土出身者の遺骨の返還を求めていきたい」とし、今後、京都大に遺骨に関する資料請求も行う予定だ。
(宮城隆尋、慶田城七瀬、渡具知和奏)
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