石ノ森漫画館の向かいに、国内最古の木造教会という、美しい八角形屋根のハリストス教会があった。
明治13年建築で、1978年の宮城県沖地震で損傷したが、その後に中瀬公園に移築されたという。 (2011年10月6日撮影)
これが、東日本大震災の津波で、窓は割れ、白壁が所々剥がれて正面の扉が失われているが、かろうじて外観は残った。
2度の震災にも、この美しい建築物は、傷みながらも耐えて残っていたのであった。
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さて、震災から1年1ヶ月経った昨日から、このハリストス教会を照明で演出するという活動が、保存を望む人々によって行われていることが、新聞で報じられた。
現在の石巻は、商店街も津波被害で空っぽになった店が多い。
そうした中で仮設の商店街ができ、散り散りになった地元の人が時々顔をあわせたり、他所から来た人を迎え入れたりしている。
石巻駅から東に、旧北上川の河口辺りが見え、その中に、東西の内海橋が架かっている「中瀬」がある。
そして、この中瀬に、石ノ森漫画館とハリストス正教会がある。
昨年、私がこの場所を記事にしたのも、心のうちに2度の震災を乗り越えたこの史跡を、この見事な建築物を、どうか残してほしいと思う気持ちがあったからだ。
同じ思いを持っていた人が、方々にいたことを知って嬉しい。
しかも、小さな私の声と違い、大きく訴える力だ。
この素晴らしい建築物と、この度の活動を多くの人々に知ってほしい。
それはきっと、町の励ましになるだろう。