奄美大島

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奄美大島の方々の習慣に刺激されることは数々ありましたが……
中でも、家族に対してまた他人に対しての敬意をしっかりと持って生きる姿勢には本当に刺激を受けました。

小さな頃から……
たったひとつでも年上ならば、近所の子供同士で
 〃〇〇お兄ちゃん〃〃〇〇お姉ちゃん
そう呼ぶ習慣が基本になっていると思います。

やがて大人になると
〃〇〇兄ぃ(あにぃ)〃〃〇〇姉ぇ(ねぇ)〃
と呼ぶようになりますが、これは50歳になっても60歳になっても変わりません。

そして兄ぃと呼ぶには年齢差がある方、更に年配の方と、またそれぞれに敬う呼び方があるのです。
そのように……
幼少の頃からしっかりと目上の人間に対しての態度を教えられ、身に付けながら成長しています。
ましてや自分の親だとか敬老者の方々に対しての意識は、また高いところにあるように感じました。

自分がいた大棚集落では毎年、壮年団主催による〃敬老会〃が行われます。
集落内の70代以上の方を体育館に招いて、食事やお酒で余興を楽しんで頂くのです。
その過程でのいかに楽しんで頂こうかという論議であるとか、いかにいいものに仕上げようという努力がまた素晴らしいわけです。

因みにそこにかかる経費はすべて壮年団の団員が一年かけて、お祭りの屋台の売上などでひねり出すという徹底ぶりです。

あの意識の中で育つ子供が大きく曲がる筈がありません。


〃先手必勝作戦〃
と言って、子供を見つけたらとにかく大人から先に挨拶をしようという運動にも関心しました。

何故なら、大人が本当にそれを実践するからです。

「朝、誰かに会ったら〃おはよう〃と挨拶するんだよ」
と、言葉で教えるよりも遥かに子供には響くきますよね。

わずか数年とはいえ、あの島で子育てが出来たことは我が家にとっても吾輩個人にとっても大きな財産となりました。

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