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東野篤子

東野篤子認証済み

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筑波大学教授

報告

見解尊敬する友人研究者やジャーナリストの皆さんが、理不尽にもロシアによる制裁の対象になったことに、私自身も当惑しています。 「ロシアの仕事が雑」なのはその通りでしょうが、その一方で、あまりにその「雑さ」に焦点を当ててしまうと、ロシアによる工作や介入への警戒感が薄れるような気がしてなりません。ロシアは中・東欧諸国への選挙介入等も行ってきたのは広く知られています。また日本に対しても、「ロシアに近い」と目星を付けた人物を巧みに利用して世論の分断を図っていると指摘されています。安倍昭恵夫人や俳優の栗原小巻をロシアに招待し功績を称え、人的交流や文化交流を押し出し、さらにはエネルギー、北方領土、平和条約など、使えるものはすべて使って日本を揺さぶってきたのも事実です。ロシアは常に日本社会をウォッチし、圧力をかける相手だけではなく、ロシアが「利用できる」要素を探していることも忘れるべきではないでしょう。

コメンテータープロフィール

ヨーロッパ統合論、ヨーロッパの国際関係、国際政治。EU・中国関係、EUのEastern Partnership(EaP)、EU・ロシア関係など、EUの対外政策を中心に研究。発信内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。

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