もしもどこぞの都市のカポがアクナイの世界に転生したら   作:しきょーかい

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もう続き出しとこ…と思ったので
これから忙しくなるぞ〜!(死んだ目)


第2話

 

「タルラ。」

 

「なんだ、クラウンスレイヤー。」

 

「このチェルノボーグに統一された赤色の服を着た、銃剣を武器とする集団が散らばっている。一部の仲間に被害が出ているようだが、どうする?」

 

「無論、殲滅だ。」

 

「了解。」

 

 

———

 

 

レイホンが目覚めて約一時間後、ウルサスの移動都市チェルノボーグではドクター救出作戦のためやってきたロドスのオペレーター達と、暴動を起こしたレユニオン達との衝突が起きていた。

 

「さあ、私好みの結末に導いてやろう。―――滅びよ。」

 

レユニオンのリーダー。”暴君”タルラ。

目の前にいるのは歩く災害たる怒りの、焔の化身。地に足をつけ、悠然と進むその姿にロドスの人間は、その全員が焦りを覚える。

 

「アーミヤとドクターを守れ。早く!」

 

「全員、退避しろ!」

 

「逃げろ!」

 

「間に合わないっ、私が止める!」

 

「ッ!」

 

恐怖で動けなくなるオペレーター、撤退を勧めるAceとドーベルマン、タルラの攻撃を受けようとするニアール。

 

「ロドスは!、私は!皆さんを傷つけさせはしませんッ!」

 

誰よりも早く、アーミヤは行動を始めていた。

爆発的な気温の上昇で空間が歪み、陽炎ができる。収束された熱は爆炎となり、周囲を焼き尽くさんとドクター達を襲う。

 

「ッ………絶対に、皆さんを傷つけさせはしません!!!!!」

 

強烈な光に目を焼かれながらも、アーミヤが仲間を包み込むように展開したアーツが爆炎を防ぎ続ける。

 

「ほう…。」

 

タルラは目を細めて、アーミヤを認知する。このまま攻撃を凌ぎきれば助かるのではないか。そんな考えは吹き飛ばされる事になる。

 

「嘘だろ…。」

 

オペレータが膝をつき、絶望をその声に滲ませながら呟く。Aceは上を見て目を見開いた。

天災。源石を媒介し、一度で都市を丸ごと破壊するほどの規模である隕石群が降り注いだ。

 

「クソ、よりによってこのタイミングで?」

 

「死にたくねぇなぁ…。」

 

「もう、どうすれば…。」

 

怯えるオペレーターたちを背に、アーツを酷使するアーミヤを見て、ドーベルマンが悲鳴に似た説得を行う。

 

「よせ!アーミヤ、それ以上のアーツは…このままでは指輪が!」

 

「この体が砕けても、私は…!!!」

 

アーミヤは必死の形相でアーツを行使する。死なせない。絶対に死なせない。ここで自分が砕け散ったとしても、全員を守って見せると固く誓いアーツの範囲を広げた。

 

「いい覚悟だ。」

 

タルラの放つ熱は勢いを増し、すべてを飲み込まんとする炎が辺りを包み込む。

アーミヤの放つ黒いアーツの障壁を燃やし、龍の怒りは迫る。

 

「もう大丈夫だ、アーミヤ。」

 

「Ace、さん……?」

 

「一人で重荷を背負うな。俺たちにも少しは分けてくれ。…ドーベルマン、皆を連れて先に行け!それとニアール!この場は俺たちに任せてもらおう!」

 

「Ace、お前…。」

 

Aceがそう言い放つが、彼らだけでこの場をどうにかできるとは思えない。自分たち以外を逃すため、足止めのために死ぬのは誰の目にも明らかだった。

 

「「っ…!」」

 

アーミヤとドーベルマンが判断を下そうとするその時。

 

「おぉ、おぉ。えらい泣かせるやんけ、俺っちは中指ちゃうけど、受けた恩と…親指にした非礼は返さんとな?」

 

ダァン!という何かを強く叩きつけたような音と共に、言葉を紡ぐ男がいた。

 

 

———

 

 

6人を殺し、一服するレイホン。これからどうするべきかと考え、取り敢えず見えているあの巨大な岩を始めとする災害から離れることにした。

シガーをポイと放り投げ、死体から溢れる血で火がジュ、と音を立てて消える。

 

さて、どちらの方向に行けばいいのか。離れるのなら目覚めた路地の方向だが…と踵を返した時、背後からこちらに向かって駆けてくる足音が聞こえてきた。

 

「おい!仲間がやられてるぞ!」

 

「ウルサス人め…よくも!」

 

「よく見ろ!アイツ、ウルサス人じゃなさそうだぞ!」

 

「関係ねぇよ!どうせ敵だろ!」

 

更に何十人と大勢で来る謎の集団。更に猟犬らしきものを何匹か引き連れており、空にはドローンが浮かんでいる。

それらはレイホンが作り出した死体を見るとこちらに駆け出し、敵意を剥き出しにして襲いかかってきた。

 

「ハッ!丁度ええわ、かかってきぃ、相手したるわ。」

 

情報源が自らやってきた事に喜び、集団に向かって駆け出す。

次は何人か残しとかな、そう心のなかで呟く。

 

「グルァ!……キャン!!!」

 

雄叫びを上げ、飛びかかってくる犬を斬り裂く。先程の集団と同じなら弾を使うどころか、自分が出張るのも勿体ない程の相手だ。

 

「犬コロ程度で止まると思うたんか?」

 

次々に迫りくる猟犬を容赦なく退け、ドローンに向かってそこらの瓦礫を放り投げる。

空を飛ぶドローンに攻撃性能はないらしく、飛んでいるだけだったが鬱陶しいので墜とした。

たった一人で何匹もの猟犬と偵察用ドローンがやられ、状況を飲み込めていない集団に向かって跳躍する。

 

「そない突っ立っとったら、首飛んでくでぇ!」

 

力任せに大振りな横斬り。その一撃だけで4人もの首を切り飛ばした。雑な身体施術しかしとらんのか、と思うほど手応えのない攻撃。止まらず、体を捻らせ下から上に斬り上げる。

さらに仲間が斬られ殺されるのを見た集団の後衛は、パニックになり狙いをつけずに銃を乱射する。

勿論そんなものがレイホンに当たるわけもなく、味方を撃ち殺す結果となった。

 

「しょうもな、さっさカタをつけたるわ。」

 

レイホンの蹂躙と同士討ちの混乱に飲まれた集団は、情報を手に入れるため残した3人を除いて全滅したのだった。

 

 

 

…………。

 

 

「こん場所の名は?」

 

「チェ、チェルノボーグ…。」

 

「敬意が足りへんな。」

 

ゴキッ!

 

「お前らは何者や?」

 

「レ、レユニオンの構成員…です。」

 

「レユニオンちゅうのはなんや。」

 

「レユニオン・ムーブメント…。か、感染者の権利を取り戻すための、正当な運動をしている組織です。」

 

(R社…な訳ないな、L社でもないやろ)

 

「正当な運動たぁ大層な事やな、ここら荒れてるのも自分らの仕業か?」

 

「この都市にいる奴らは死んで当然だ!俺達を虐げてき「興味ないわ。」

 

ザシュ!

 

「最後の一人やな、感染者ちゅうのはなんや。」

 

「あ……。お…源石病(オリパシー)と呼ばれる病気にかかった人の総称です。」

 

「俺っちもかかるんか?」

 

レイホンと目を合わせ、非礼のないよう、ゆっくり、ハキハキと話す。

 

「今、空から降るあの岩とか…源石を体内に取り込むと感染します。…感染者と接触では感染しません。」

 

「ほうほう、良い事聞けたわ。」

 

ザシュッ!

なんで。と目で訴えるレユニオン兵。

 

「要するに、ただの一般人ってことやろ。…目上の相手に対して、非礼が多すぎや。」

 

そしてもう一度大きく銃剣を振りかぶり…振り下ろすのだった。

情報を手に入れ、自らの立ち位置を再確認する。

空を見上げると、そこには目覚めたときと同じように岩が空から落ちようとしていた。

 

「ハァ……。もしかして俺っちやばいんちゃうか?」

 

天災に飲み込まれるチェルノボーグから脱出するため、レイホンは取り敢えず目に見える巨岩から正反対の方向へ駆け出すのだった。

 

 

 




つーか思ったんですけどカポクラスの服だったら相当いい生地使ってるだろうし粗悪な武器+身体強化なしのレユニオン一般兵程度の攻撃じゃ傷付かないな?
どっかの指揮者はロジックアトリエの弾丸弾けるマントあるし…
???「寛大な接待…俺、涙が出そうだよ。」
セ・俺・涙・出(ノルマ)
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