したためた、師・太宰治への本音 作家・田中英光、友に宛てた未公開書簡

1947年のハガキには「先生と弟子になってしまうのは真平(まっぴら)」とある=太宰治展示室提供
1947年のハガキには「先生と弟子になってしまうのは真平(まっぴら)」とある=太宰治展示室提供

「先生と弟子になってしまうのは真平(まっぴら)」

 太宰治の弟子として知られる作家の田中英光(1913~49年)が、戦後間もない時期に友人に宛てた未公開のハガキや書簡が見つかった。「太宰さんと俺の間は先生と弟子ではない。あのひとの天才主義にもう我慢できない」と意外な胸中を明かす一方、太宰の死後には「太宰さん死去。いまは云(い)いたくなし」などと記し、その本音の一端がうかがえる。8月1日から東京都三鷹市の三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室で初公開されている。

 太宰は48年6月、三鷹市内の玉川上水で入水自殺。代表作「オリンポスの果実」で知られる田中も翌49年11月、市内の禅林寺にある太宰の墓前で、36歳で自殺した。

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