斎藤知事「不起訴は適切な対応。一定の決着ついた」 取材に応じる
兵庫県の斎藤元彦知事は13日、昨秋の知事選に絡み、PR会社に選挙運動の報酬を支払った疑いがあるとして公職選挙法違反(買収)容疑で告発され、12日に不起訴となったことを受け、報道陣の取材に応じた。「捜査に全面的に協力した結果、不起訴という結論。一定の決着がついた」と述べた。 【写真】昨秋の知事選に絡む告訴・告発が嫌疑不十分で不起訴になったことを受け、報道陣の質問に答える斎藤元彦知事=2025年11月13日午後0時36分、神戸市中央区、小林一茂撮影 主なやりとりは以下の通り。 ――不起訴についての受け止めは。 捜査機関がこれまで十分に捜査した結果として、適切なご判断をいただいた。 ――「嫌疑なし」ではなく「嫌疑不十分」だったことについては。 十分に捜査した結果、我々が説明してきた通り、知事選について適正、適法に対応してきたということが、適切な不起訴という形での結論が出た。 ――内部告発者の私的情報漏洩(ろうえい)を指示したとされる件(斎藤知事は否定)については、まだ結論が出ていない。 今後、捜査が進む中で協力を求められれば適切に対応していきたい。 ――今回はPR会社長のネット投稿が発端となった。結果として投稿内容が事実ではなかったとの認識か。 投稿に関してのコメントは控えたい。 ――県議会では、知事に説明責任を果たしてほしいという声がある。 様々なご指摘は真摯(しんし)に受け止める。私や代理人も、経緯などについてすでに説明させていただいている。捜査については代理人などを通じて全面的に協力を尽くしてきた。その結果として今回不起訴という結論が出た。一定の決着がついたと思っている。引き続き適切に対応していきたい。 ――捜査の行方を見守ってきた県民へのコメントは。 パレード(に関する背任容疑)、ワインの受領(による背任容疑)についても、全面的に捜査に協力してきた結果、不起訴という形で結論が出た。これからしっかりと県政運営を前に進めていきたい。 ◇ 神戸地検は12日、2023年にあったプロ野球の阪神・オリックスの優勝パレードで不適切な税金投入によって県に約3億円の損失を与えたとする斎藤氏らの背任容疑と、県に贈られた兵庫県上郡町のワインを自宅に持ち帰って飲み、県に損害を与えたとする斎藤氏の背任容疑についても、嫌疑不十分で不起訴とした。(中塚久美子)
朝日新聞社