千鳥大悟「酒のツマミ」終了は突然ではなかった! 長年溜め込んだ〝不信感〟が爆発
フジテレビ系「酒のツマミになる話」(金曜午後9時58分)の放送差し替えをめぐり、年内で番組終了に至ったことがいまだに話題となっている。先月31日の放送では、MCを務めるお笑いコンビ「千鳥」の大悟が自ら番組終了を伝えるという異例の事態に。一見すると急展開の降板劇のようだが、大悟は突発的に決めたわけではなく、長い苦悩を経ての決断だったという――。 【写真】尖っていた「ごっつ」時代のダウンタウン 31日の番組冒頭では、「酒のツマミになる話は、年内をもって放送を終了することが決まりました。これまでご覧いただき誠にありがとうございます。千鳥のお二人をはじめ、番組に出演してくださった皆様に感謝いたします」とテロップが表示された。 さらにその直後、大悟のコメントがVTRで流れ、「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめま~す」と話した。 放送差し替えから終了に至った理由は、大悟によるダウンタウンの松本人志(62)を模したコスプレだった。これに懸念を示したフジ上層部の〝鶴の一声〟により放送当日に差し替えが決定。これに納得がいかなかった大悟が降板を決意した。 ただ「この騒動が起きる前から大悟は同番組のMCを辞めたがっていた」とフジテレビ関係者は明かす。 もともと「酒のツマミになる話」は、2004~22年に特番として不定期で放送されていた「人志松本のすべらない話」のフォーマットを踏襲してつくられたもの。実際に松本が活動休止するまでは「人志松本の酒のツマミになる話」というタイトルで放送されていた。 松本が活動休止になったのを受け、大悟がMCを引き継ぐ形で番組は継続したわけだが…。同関係者は「松本さんの代表作とも言える『すべらない話』を踏襲した企画だけに、周囲はみんな松本さんのMCを知り尽くしている。なので大悟さんは『松本さんならこうやって仕切っていた』とか『松本さんはああいうことは言わない』などと〝ダメ出し〟のようなことを言われていた」と明かす。 もちろん、アドバイスのつもりで言ったのだろうが、松本の活動休止という緊急事態によってMCを引き継いだ大悟にとってはたまったものではない。「だから『酒のツマミはもう辞めたい』とこぼしていたようだ」(同) そうした中で企画されたのが松本のコスプレで登場するというものだった。 「大悟さんは当然、松本さんのことを尊敬している。そんな先輩芸人がテレビに出演できなくなった状況でコスプレをするなんて、茶化してるようでやりたくはなかった。でも、番組サイドの意向などさまざまなことを相当悩んだ末にやることを決めたそうです」(同) しかしそこまでの思いを持って松本のコスプレを披露したにもかかわらず、お蔵入りになったのは周知の通りだ。もともと番組サイドに不満を持っていた大悟だけに、この判断は許せなかった。同関係者は「そんな経緯があって降板を決意したんです」と明かした。 前述した通り、大悟は先月31日の同番組で「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめま~す」とコメントしたが、「相方のノブさんも、大悟さんが長い間苦悩していたことを知っているので、降板することに同意したのでしょう」(同)。 一見すると突然の降板劇に映る今回の騒動。ただ大悟にとっては、上層部の判断による番組差し替えに怒っただけではなく、長期にわたる番組サイドへの不信感が招いた結果と言えそうだ。
東スポWEB