価格の高止まりが続き政府が「おこめ券」の配布を検討するなどなにかと話題の「コメ」についてです。福島大学では学生たちの食生活をサポートしようと、地域企業と連携し、ある取り組みが始まりました。
いまも価格の高止まりが続く「コメ」。農林水産省によりますと11月2日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キロあたり4235円と、9週連続の4000円台となっています。
こういった状況を受け、政府は11月下旬にとりまとめる新たな経済対策に「おこめ券」の配布などを盛り込むことを検討しています。
そうしたなか、福島大学が発表したのは…
■福島大学校友会 三浦浩喜 会長
「学生負担300円で、福島大学校友会員の学生の自宅に米が2キロが届けられる企画」
新米2キロを“300円”で福大生の自宅まで届けるというんです。
福島大学やその学生を支援する団体「福島大学校友会」が、さまざまな食品の価格高騰に苦しむ学生の食生活を支え、学業に専念してもらおうと企画しました。
新米は福島市でコメなどを生産する「未来農業」が提供し、配送はヤマト運輸が協力します。対象は校友会会員の福大生で申し込んだ先着500人にコメが届けられるということです。
■福島大学3年生 栗原佑佳さん
「(お米の)値段が高くなって、炊く量が減って我慢していたので、安く手に入ることで金銭面で困ることがなくなるので、より一層学業に集中できる」
団体は「今後も地域企業と協力しながら学生たちの食生活を支援する取り組みを企画していきたい」と話しています。