昭和28年、京都駅北側の土地活用が検討され、
国際文化観光都市たる京都の表玄関に相応しく公共性に富むものとして巨大なタワーの建設が決まった。
山田守(建築家)の設計管理、京都大学工学部建築学教室・棚橋諒教授の構造設計で
白い円筒状の優雅なデザインが採用され、昭和29年8月31日に開館。
タワーは昭和39年12月28日に開業した。
台座となっている京都タワービルを含めた高さは131mあり、京都では最も高い建物だ。
京都タワーはその構造が独創的。
鉄骨を一切使わず、円筒形の銅板をつなぎ合わせる「モノコック構造」を世界に先駆けて採用した。
白くほっそりとした京都タワーの優雅な姿は灯台がモチーフ。
かつての家々の瓦屋根を波に見立て、海のない京都の街並みを静かに照らし続けている。
京都タワーの運営は京阪ホテルズ&リゾーツが行っている。
チケット売場はコロナの影響で1階チケットカウンターから11階券売機へ移動した。
展望台への入場時間は9:00~21:20(最終入場は21:00)。
料金は大人800円。
展望台まで昇るのに2回エレベーターを乗り継いで行くが、
そのエレベーター内がご覧のように京都の観光マップイラストと有名観光地の影絵で
もっとじっくり見ていたかったが、エレベーターはそうは簡単にいかない。
ということで残念でした。
チケット販売機の所にはいかにも京都らしい舞妓さんと
おかめさん?(千本釈迦堂 発祥の地)の人形がにこやかに迎えてくれた。
それでは展望室のガラスフレーム単位で全て360度
パノラマ写真を撮ってきたので大胆にアップしてみましょう。
西本願寺、仁和寺方面
嵐山、天竜寺方面
西京極総合運動公園方面
京都水族館 桂離宮方面
京都駅方面
京都駅(伊勢丹) 教王護国寺(東寺方面)
くっきり晴れると、はるか遠くに大阪のあべのハルカス(日本一高いビル)が見える。
京都駅方面とホテル・グランヴィア京都
伏見稲荷大社方面
醍醐寺方面
東福寺方面
智積院方面
京都市街は周囲を山に囲まれた盆地です。
特に、なだらかな稜線の美しい東側は東山三六峰と呼ばれている。
その東山方面が見えてきた。
豊国神社方面
円山公園 知恩院方面
祇園 平安神宮 比叡山方面
京都市街地中心部はまるで「碁盤の目」。
通りが縦横にマス目のようにならんでいる。
京都五山の送り火の法の字の山
京都御所方面
京都では北へ行くことを「上る」、南へ進むことを「下る」という。
住所などにも使う。
東本願寺、二条城、金閣寺、京都五山の送り火、船形
規制のある京都市街では京都タワーはもっとも高い建築物。
だから京都の街並みをまるで地図のように見渡すことができる。
京都市街地で一番高いパワースポット。
何の神を祀っているかわからないが、賽銭箱もあれば、おみくじもある。
かわいい絵馬までもが・・・。




























