現在、近鉄高の原駅(奈良市、京都府木津町の境に位置する)の前(木津町側)に巨大な鉄骨構造が建ちあがって景観ががらりと変わりつつある。大規模店舗「イオン(ジャスコ)」の店だ。店舗面積4万㎡弱、5階建て、駐車場収容2千台、駐輪場収容1142台という「巨大さ」だ。私も素朴に郊外ニュータウン「平城・相楽ニュータウン」の規模とこの「大規模店舗」の規模はミスマッチと思う。だが勿論、「イオン」はニュータウンを越えて京都府南部、奈良県北部更に大阪府までの商圏を想定し顧客をかき集める魂胆だ。現在の立ち上げだけでも「景観破壊」だが、来年春に開店されると、更に交通渋滞、交通公害の巷になることが予想される。回りの小売商も蹴散らすのではないか。
今日、木津町の兜台集会所で第四回のイオンの出店とまちづくりを考える集いがあり、50人近く木津町、精華町の京都府側だけでなく奈良市からも参加者があり、大阪市大・矢作 弘教授の話を聞いた。矢作先生は岩波新書の『大型店とまちづくり』の著者である。『日経』の記者、ロス支局長歴任、まあ、大型店は地方自治体に固定資産税等の税収をもたらし雇用ももたらす良い面もある、といったような立場とお見受けした。豊田市や金沢市は市内に大型店出店の規制をかけた結果、隣り、周辺市町に大型店が出店し、自動車で豊田や金沢の市民がそちらに買いに行く結果、市内の消費が落ちた、という報告等がそれである。しかし、福島県の「商業まちづくり条例」の先進性も紹介された。中心都市11市の中心部に誘導、地元産物を売ることとか地元から雇用することとかを規定している。これは前に中山 徹奈良女子大助教授の講演会でも中山さんが紹介していたものである。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/238d3c31e0aee211b55e7efec236a28b
矢作さんは、安城のまちづくりの仕組み(広くNPOまで組織)も紹介され参考になった。地元に住む都市計画専門家の田中康夫さんが、京都府南部から奈良県南部までの近鉄沿線、京奈和道路沿道の大型店出店状況(計画含む)を紹介された。大和郡山市に高の原の「イオン」の面積倍近くの店が計画されているようだ。どう考えても過剰出店と思う。「イオン」同士の競争もあり、もし周辺小売を蹴散らした後で高の原「イオン」が潰れたら平城・相楽ニュータウンの住民の買い物はどうなるのか、と思った。今度の都市計画法「改正」で大型店規制のゾーニングになったが遅すぎる。高の原「イオン」は規制できなかった。だが、住民としては、今後とも粘り強く現実の問題点を交渉するプラットフォームを作っていくべきだ。自治体、「イオン」に強く働きかけようではないか。(写真は、イオンのイメージ)
今日、木津町の兜台集会所で第四回のイオンの出店とまちづくりを考える集いがあり、50人近く木津町、精華町の京都府側だけでなく奈良市からも参加者があり、大阪市大・矢作 弘教授の話を聞いた。矢作先生は岩波新書の『大型店とまちづくり』の著者である。『日経』の記者、ロス支局長歴任、まあ、大型店は地方自治体に固定資産税等の税収をもたらし雇用ももたらす良い面もある、といったような立場とお見受けした。豊田市や金沢市は市内に大型店出店の規制をかけた結果、隣り、周辺市町に大型店が出店し、自動車で豊田や金沢の市民がそちらに買いに行く結果、市内の消費が落ちた、という報告等がそれである。しかし、福島県の「商業まちづくり条例」の先進性も紹介された。中心都市11市の中心部に誘導、地元産物を売ることとか地元から雇用することとかを規定している。これは前に中山 徹奈良女子大助教授の講演会でも中山さんが紹介していたものである。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/238d3c31e0aee211b55e7efec236a28b
矢作さんは、安城のまちづくりの仕組み(広くNPOまで組織)も紹介され参考になった。地元に住む都市計画専門家の田中康夫さんが、京都府南部から奈良県南部までの近鉄沿線、京奈和道路沿道の大型店出店状況(計画含む)を紹介された。大和郡山市に高の原の「イオン」の面積倍近くの店が計画されているようだ。どう考えても過剰出店と思う。「イオン」同士の競争もあり、もし周辺小売を蹴散らした後で高の原「イオン」が潰れたら平城・相楽ニュータウンの住民の買い物はどうなるのか、と思った。今度の都市計画法「改正」で大型店規制のゾーニングになったが遅すぎる。高の原「イオン」は規制できなかった。だが、住民としては、今後とも粘り強く現実の問題点を交渉するプラットフォームを作っていくべきだ。自治体、「イオン」に強く働きかけようではないか。(写真は、イオンのイメージ)
最近、視察で飯田市に行く事があったのですが、その中でも、大規模店舗の話がでました。お話してくださった役所の担当者(50代ぐらい)は、私たちの年代では大型店舗には魅力的な商品はない。ちょっといいものが食べたいと思ったら、インターネットで注文したらいいし、ちょっといいものが欲しいと思ったら、名古屋まで3時間弱でいけるからいいよ、と言ってました。このリアルな話を聞いて、大規模店舗も厳しいなぁと思いました。店舗が大規模で都市計画的にアンバランスという以前に、商業内容で、すでに魅力を失いつつあるのだなぁと。ニュータウン住民世代がインターネットでばんばんお買い物しちゃうんですもんね。
ただ、私がやってる区画整理なんかでは、商業施設誘致っていうのは、いまだに魅力的な要素ではあるんでうよね。なんかとっても難しいです。
事実、私の生活も、忙しくて、買い物行くのもめんどくさいなー、ネットで買い物しよっていうの最近すごく多いです笑。
奈良市側では、4自治連合会の代表でこの問題の協議会を作り、今もイオン、学研センターと交渉しています。
また、青少年の健全育成姿勢、非行防止などの観点から午後10時で営業を終了することなどを求める署名を約5300筆集め提出しています。
京都府も、この計画の根本的な問題点指摘か始まる詳細な意見を出し、住民の声を真摯に聞くように指摘しています。
その全文は、yahooブログ 平城ニュータウンの住宅環境についての意見交換室 に紹介しています。是非ご覧下さい。
奈良側協議会では、イオンとも交渉していますが、京都府や京都府の審議会にも繰り返し意見を出しています。
これからも頑張りましょう。
京都府の意見書や経過の報告を掲載しているブログは、yahooの「平城ニュータウンの住宅環境についての意見交換室」ですが、 「平城ニュータウン」や「サンタウンこすもす館」で検索していただいても出てきます。
奈良側協議会では、京都府への意見書や意見書が出た後のイオン㈱他に対する申入書なども出しています。
昨日は、最近の写真も掲載しました。新旧を、比較できるようにして行きたいと思っているのですが、私の技術が未熟で遅れています。
mixi にも 「平城ニュータウンをどうする」 というコミュニティを立ち上げました。 いろんな角度から意見交換をしていただくことを期待しています。よろしくお願い致します。
現況は 次のブログで
http://blogs.yahoo.co.jp/sasa3129717534
1年前の様子は
http://heijou.blog84.fc2.com/
近所の私学では、役員会などで学校へ来られる父兄に、午後10時の営業終了などを求める署名を呼びかけていいただき、204筆が集まりました。
先生や親御さんの気持ちを尊重して欲しいものです。
http://heijyou.blog84.fc2.com/
でした。訂正します。ごめんなさい。
高の原の駅前情報について気になりネットサーフィンしてたところ、ここにたまたまお邪魔しました。
なんとなく賢い意見が飛び交うHPですが、一言。
ここ、住み続け何十年。
最近かなり不便。こんなに大勢の人間が住んでいながらも、駅前はコンビニひとつない。不良だの環境だの、そんな事いってだんだん住みにくい環境にしてる。
たとえばの話、冬場帰宅が遅くなり駅前であったかい飲み物か、バスを待つ少しの間にもちょっとお茶する所・・・・さえ、無い。風邪をひいてこじらすかもしれない。女の人であればあの暗い夜道通るのは少し怖い。
奈良ファミリーや平和堂まで出るにしてもお金がかかる。
車で行けばこれだって環境破壊につながるでしょ?
高の原が多少渋滞したって少しぐらいガマンできるでしょ?
色々書き込みたい事沢山あるんですが、
私は高の原に大型店舗が出来てもウェルカムです。
こまごま言ってると廃れた町になるのは目にみえてますから。