トランプ氏、米国の大学への中国人留学生受け入れを擁護 フランスにちくり
(CNN) トランプ米大統領が10日に米FOXニュースと行ったインタビューで、米国の大学への中国人留学生の受け入れを擁護して司会者と言い争いになり、フランスについて批判的に言及する場面があった。
トランプ氏はインタビュー中、米国の大学への中国人留学生の入学について問われ、「外国人を受け入れるのは良いことだと思う」と語った。
これに対し、FOXニュースの司会者ローラ・イングラハム氏は「彼らはフランス人ではない。中国人だ。スパイ活動を行って知的財産を盗んでいる」と応じた。
トランプ氏は「フランス人の方が良いと思っているのか?」と反論。イングラハム氏が「その通りだ」と答えると、トランプ氏は「私にはそこまで確信はない」と返した。
トランプ氏とフランスのマクロン大統領の間では、第2次トランプ政権の発足から一定の緊張関係が続いている。その一因はロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡る意見対立にある。
マクロン氏は国連安全保障理事会の西側理事国や主要7カ国(G7)の中でいち早く、パレスチナ国家の承認を発表した。
一方、トランプ氏は先月末、韓国を訪問中に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談。「ほとんどすべての点」で合意に達したとしている。
トランプ政権は今年、中国人留学生のビザを「積極的に取り消す」と発表したが、最終的には方針を撤回した。
米国際教育研究所(IIE)によると、中国は一貫して米国への主要な留学生送り出し国となっており、米国内にいる外国人留学生の約4人に1人が中国出身とされる。
米国の大学は数十年にわたって、中国のトップクラスの学生を引き付けてきた。米国の大学は名門教育やより良いキャリアを得る道と見なされ、中流階級の家庭だけでなく、政財界のエリート層からも中国人留学生が集まる。
米国で学ぶ中国人留学生の数は年々増え、2019~20年度のピーク時には37万2000人を超えたが、23~24年度には27万人強に減少。この減少は新型コロナウイルスが世界的に流行したタイミングで起きたが、米中対立の深刻化とも時を同じくしている。