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北大「追い出し部屋」問題 研究室孤立、悪弊の脱却を=鳥井真平(社会部北海道グループ)

「旧スタッフ」の男性准教授が作業していた事務スペース。4平方メートルの広さしかない=札幌市北区の北海道大で、鳥井真平撮影
「旧スタッフ」の男性准教授が作業していた事務スペース。4平方メートルの広さしかない=札幌市北区の北海道大で、鳥井真平撮影

 北海道大理学研究院の化学部門で複数の准教授が「教授会によって組織的に孤立させられている」と訴えていた問題は、准教授たちの独立した研究室運営と学生の研究指導再開が4月から認められ、事態が一部改善された。

 だが、たった一人で研究に取り組む「孤立状態」が4年以上続いた准教授もおり、教授会側の責任は重い。国や研究機関は同様の事例が他大学でもないか調べ、アカデミアで続く悪弊から脱却すべきだ。

 「到底許容できない状況が続いている」。ある若い研究者から、そんな訴えが舞い込んだのは2023年2月のことだ。教授退職後の研究室に残された准教授や助教が「たった一人で追い出し部屋で研究を続けている」というのだ。別の関係者からも同様の情報が届いた。「部門には自浄作用が全くない」。聞けば、不遇な状況にあったのは研究実績も十分にある教員たちだった。助けを求めていた。

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