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1年8ヶ月の集大成!?NUKEDONE(ヌケダン)お披露目会レポート!

こんにちは。前田デザイン室35期ライター枠のくまです。

2021年11月13日(土)、前田デザイン室の「ぬけだ荘」プロジェクトの集大成イベント、【迷宮脱出アドベンチャー NUKEDONE(ヌケダン)】完成お披露目会CAMPFIRE様渋谷オフィスにて開催されました。

イベントレポートの前編では、NUKEDONE・ぬけだ荘についての説明、NUKEDONEの体験会について紹介しました。

>前編はこちら

後編は、制作メンバーの座談会の一部をご紹介します。

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登壇者プロフィール

前田高志(以下、前田さん)
株式会社NASU 代表取締役/クリエイティブディレクター/デザイナー
株式会社VIEW 共同代表取締役/クリエイティブディレクター
大阪芸術大学デザイン学科卒業後、任天堂株式会社 企画部にて約15年間、宣伝広告デザインに従事。2016年にフリーランスとしてスタート、2018年に株式会社NASUを設立。
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はやぶさくん
デザイン会社のディレクターとして、主に企業のブランディング、ウェブサイトの制作に従事。ぬけだ荘及びNUKEDONEではプロジェクトマネージャーを担当。
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かんちゃん
フリーランスのデザイナー・ディレクター(紙/WEB等)。NUKEDONEではデザイン・開発など制作のリーダーを担当。
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きったー
フリーランスのWEBデザイナー。NUKEDONEでは開発・実装を担当。
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さなえ
普段はダンス用品の販売員をしている。プライベートでは粘土作家として活動中。NUKEDONEではお宝アイテム制作のリーダーを担当。
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前田デザイン室初!ノーコードツール「STUDIO」を活用


はやぶさ:今回、NUKEDONEの制作にあたり「STUDIO」というノーコードツールを使用させていただきました。前田デザイン室ではいつもコーダーさんがデザインを実装してくれるんですが、今回は時間がなかったのと開発時間の分までゲームやデザインのクオリティアップに費やしたかったので、ノーコードツールを選択しました。

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ぬけだ荘プロジェクトリーダー・はやぶさくん

前田:ノーコードツール自体が今注目されているじゃん。普通にコード書くとかだと難しくてわからないけど、ノーコードツールならわかりやすいから作り方としては見ている側は面白いよね。

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前田デザイン室室長・前田さん

かんちゃん:前田デザイン室のサイトをSTUDIOで作ろう!という使い方の勉強会イベントも実施しました。一部の方からは「STUDIOさんの公式よりもわかりやすい!」と好評いただきました。(笑)

前田:かんちゃんはSTUDIO使ったことあったの?

かんちゃん:STUDIOが出始めた当時から使っていました。Webデザイナーとはいえ、コーディングは別の方にやってもらうことが多く、コーディングが苦手でした。基本的にはノーコードツールも一通り勉強をしていたんですが、STUDIOは元々使っていました。STUDIOが一番操作性があって、デザイン性を重視できるんです。裏側がdivタグで組まれているので、触っていて気持ちがいいですね。NUKEDONEの制作前から、はやぶさくんとは「STUDIOっていいよね」と世間話をしていました。

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制作リーダー・かんちゃん

はやぶさ:「NUKEDONEの制作する時間がないな」ってなった時に、「STUDIOどう?」って言われて「それだ!それならいける!」となりました。誰でも参加できるのが一番の決定打で、初めてデザインした人も多数いました。

きったー:私も本業はWebデザイナーなんですけど、STUDIOは初めて使いました。実際にやってみると使いやすかったし、普段は経験のある人には聞く機会がないからいっぱい聞けて助かりました。簡単にできるので、実際の仕事でも予算がない場合は使えそうです。

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開発担当・きったーさん

前田:今までSTUDIOを使ってたと思うけど、今回使ったことでスキルアップになりました?

かんちゃん:なりましたね。普段の使っているサイトとの容量が違いますし、「短期間でここまでできた」という自信につながりました。

はやぶさ:普通STUDIOはウェブサイトを作ることが多いので、今回新しい使い方ができました。

前田:STUDIOの人も喜んでくれそうだよね。

プロジェクトの進行が成功した要因に迫る!

前田:大人数でプロジェクトを進めるのは大変だったんじゃないかな。

かんちゃん:プロジェクトがスムーズに進んだ一番の要因は、最初にプロジェクトリーダーのはやぶさくんが前田さんとコンセプトを固めてくれたことです。「コンセプトをビジュアルに起こしていこう」となってからは早かったですね。

きったー:かんちゃんが制作リーダーとして頑張っていたのも、とても大きかったです。進行管理も、背景作成、実装までやってくれて、すごかったんです!

かんちゃん:それもNUKEDONEのコンセプトが固まったのが大きかったですね。私とかはやぶさくんはコンセプトが決まってからは同じベクトルになったけど、制作に参加してくれる他メンバーに浸透させるのが大変だったと思います。

はやぶさ:全部オンラインで時間が決まってるし、みんな本業があるから限られた時間でどうやって伝えるかが大変でした。

かんちゃん:プロジェクトリーダーのはやぶさくんがぶれなかったから、私も他のメンバーもぶれなかったのでよかったんだと思います。

前田:リーダーの物差しがちゃんとしていたからだよね。

はやぶさ:僕の考えがブレるとみんながぶれちゃうと思ったので、大事にしようと軸を一貫していました。
みんなが楽しくできることが大事じゃないですか。「NUKEDONE」はゲームなのでみんなに楽しんでもらうことを充実させたかったんです。だからメンバーには、「僕が責任とるんで好きにやっちゃってください」と言っていました。

前田:素晴らしい!前田デザイン室は今まで雑誌とかも作ってるけど、プロジェクトをやる度にやり方が生まれてくるのもコミュニティの資産ですね。

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多様なツールを用いて、コンセプト作りから怒涛のスケジュールで進めた軌跡


プロジェクト終了ギリギリまで調整!?メンバーのこだわりに迫る


前田:こだわりポイントはある?

かんちゃん:制作したアイテムには1つ1つにこだわりがあって。STUDIOで作るって決めた時から、「とにかくビジュアルは最後の最後までブラッシュアップしていこう」と決めていました。終了する10月末ギリギリまで調整しました。

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デザインは長期にわたってメンバーがブラッシュアップを重ねました

最初のKVをあげた時が9月4日でした。これを元に制作者を募ってみんなに制作を開始してもらいましたが、KVも最後の最後までやって、結局10月25日に完成しました。

前田:こうやってみると、すごい進化しているよね。背景も光の加減にも拘っていて。これどうやって作ったの?

かんちゃん:Illustratorで作ったあとに、Photoshopで仕上げました。世界観は90年台のスーパーファミコンというキーワードがあったので、よく見るとドット絵になっているんです。
9月いっぱいは「ここに飛んだらこういうアイテムがでるといいよね」という構成を作って10月になってからアイテムの制作チームが動きました。
例えばさなえちゃんが作ったハッピー法被は10月7日のものから、10月26日にはここまで進化しました。最後には、柄がOTI(「おもろ・楽し・いいな」※前田デザイン室のコンセプト)になりました。

前田:デザイナーじゃなくても制作を楽しんでいたんですね。

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ギリギリまでブラッシュアップしたポイントについて熱弁

かんちゃん:「もっとクオリティをあげたい!」と作っているメンバーがお互いに高めあっていました。結局プロジェクト終了の10月いっぱいまで調整していました。
一番ギリギリまでやったのが、背景です。特に最後までやった、水殿の背景の水面の過程をピックアップしてご紹介します。
最初は左上。まずデザインを描いてもらって、別の人が3Dの線で書いてくださりました。3Dで作ったものをドッキングさせて色をつけて、10月31日までやりました。最後ドットにして光を入れて、幻想的な雰囲気に仕上げました。出口も質問の回答数に合わせて3つとか4つに変えていました。

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大人数での大作となった背景の水殿

前田:合作だね。ドタバタで入り口の数も検討していたの!?

はやぶさ:出口もその質問の選択肢によって異なるので、その軸はぶれないようにしました。

かんちゃん:最後にできたのが、公開の30分前です。メンバーが作業しているところをzoomで画面共有して、みんなで応援しつつ見守りました。

前田:短時間なのにこだわりがあるのがいいよね。

かんちゃん:アイテムも背景もこだわってくれました。

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背景も全て前田デザイン室メンバーが作成


個性的アイテムが盛りだくさん!?「TREASURES LIST」

かんちゃん:最初の画面から「TREASURES LIST」にいくとさっきのお宝アイテムが並んでいます。デザインだけじゃなくて、説明文もすごく拘っています。アイテムを作った人や、担当じゃない人達も含めみんなでやっていました。
例えば、「ぜったい勝てるまほうの剣」は前田さんが汗水垂らして鍛錬し作り上げた剣、という設定です。「勝てるデザイン編集部」という、書籍『勝てるデザイン』(※前田さん著書の処女作)が完成するまでの過程が乗っているページへ移動できます。
これは前田デザイン室に何も知らずに入った人は、ここには容易にたどり着けないので、紹介できる場所になっているのがいいなと思っています。

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アイテムのドット絵だけでなく、説明文もこだわりが見えます

前田:そこまで拾ってくれたんだ。

はやぶさ:僕もピックアップしていて、「こういうのがあるんだ」と学びがありました。
アイテムも普通に作るんじゃなくて、NUKEDONEの世界にありそうなファンタジー感を出した方がいいんじゃないかという前田さんの要望も踏まえて作ったので、個性的なものが揃いました(笑)

きったー:私は開発が忙しかったので、アイテム作りは参加する予定なかったけどみんなが楽しそうに作っているのを見ていて「1個くらい作りたい!」ってなって「メガデッパホン」を作成しました。このアイテムは、「最近こんなんです」っていう近況を聞けるスレッドに飛びます。
別のプロジェクトでもドット絵を作っているんでもっと簡単にできるかなと思っていたんですけど、意外と難しくてすごく時間がかかりました。少しドットをずらすと全体を修正しないといけないから大変でした。

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アイテムの内容について大盛り上がり!

はやぶさ:お宝アイテムの全体管理をしてくれたのは、さなえちゃんです。

前田:さなえちゃんは、普段は粘土作家として立体のものを作っていると思うけど、アイテム作成の苦労とかあった?

さなえ:私はドット絵を作ったことがないどころか、これまでゲームも全然やったことがなかったんです。だから、ゲームの世界観が上手く出せるか心配でした。
最初はなかなかアイデアが出てこなくて。その中で、皆さんとアイデア出しあう会をzoomで何回も開催しました。何人か集まると連想ゲームみたいに案が出てきたんで、その中で面白そうな案を採用するという進め方でやっていました。参加してくださったみなさんのおかげで、いいものができたと思います。

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お宝アイテム管理担当・さなえさん

はやぶさ:さなえちゃんはどんなアイテムを作ったの?

さなえ:私は全部で12個作りました。その中の一つが、「ギョー・ザ・ワールド」です。「ギョー・ザ・ワールド」は、前田デザイン室内限定の前田さんコラムがある「たかしの世界」にちなんだお宝アイテムです。前田さんといえばやっぱり餃子好きだから餃子を使って表現しようと思いました。餃子で地球を包んでいるデザインになっています!

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さなえさんの傑作「ギョー・ザ・ワールド」

前田:餃子の皮で地球を飲み込んでいる(笑)

はやぶさ:インパクトが強いですね。

さなえ:アイテムはインパクトを重視して制作していました!私はこれまでリーダー的な役割はやったことなかったんですけど、みなさんが助けてくださって助かりました。
本当に作っているのが楽しくて、作り終わっても「もう1個作りたい!」ってなっちゃって、どんどん作っていきました。

はやぶさ:完成した時の「すごい!」ってなって見ている側としても「できてきた!」っていう実感がありましたね。

ぬけだ荘メンバーの活動の終着点「NUKEDASHI LIST」

はやぶさ:あと、僕が個人的に好きなページが「NUKEDASHI LIST」です。
ぬけだ荘のぬけだし活動の住人の活動結果(※最後にメンバーが書いたnote)をまとめているページです。急遽かんちゃんに作ってもらいました。NUKEDONEに載せるからには世界観に合うように、某アニメの手配書みたいに作ってもらいました。
一応ぬけだしの答えにもなるので、見てもらえたら、もしかしたら自分と同じ境遇の人が見つかって今後のメンバーのぬけだし活動につながるんじゃないかなと思います。

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ぬけだ荘メンバーのぬけだしの軌跡を残した「NUKEDASHI LIST」

前田:めっちゃいい企画!

はやぶさ:このアイデア自体は前田さんからいただきました。「ぬけだ荘の活動からNUKEDONEが繋がっているかを示さないとね」って言われていたんで。
また、最後のクレジットページはぬけだ荘とNUKEDONEに関わった人全員入れました。やめてしまった方もいるけれど、全員合わせて100人以上います。

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前田:1年8ヶ月色々イベントやったよね。

はやぶさ:今はぬけだ荘のプロジェクトの1個だけの話ですが、他のプロジェクトでもそれぞれのストーリーがあるので。やっていて辛い時もあるんですけど、前田デザイン室に入ってコミュニティじゃないとできないことを体現できたんで、やってよかったなと思いました。

かんちゃん:スーパーファミコンの世界観を再現した診断ツールなんて、普通に過ごしていたら作ることはないので楽しかったです!時間には余裕ができたお陰で、ビジュアルのブラッシュアップに専念することができました。最後余裕を持って完成できたと思います。

はやぶさ:今この場では僕らが代表しているけど、この裏にはたくさんの人たちがいて、その人たちがいないとプロジェクトは成り立たなかったです。こういったものを作れてよかったです。


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1年8ヶ月現状からぬけだすためにいろんなイベントやっていく中で、前田デザイン室のコミュニティのメンバーを助ける、という目的で【迷宮脱出アドベンチャー NUKEDONE】は作成されました。

やりたいことがわからない、挑戦したいけどどうしたらいいかわからない人もいっぱいいるんだということを実感し、未来の前田デザイン室メンバーのもやもやを助けてあげるというコミュニティとして進化できるツールができました。

今回1年8ヶ月実施した1つのプロジェクトが、前田デザイン室を大きく進化させました。ぜひ現状の自分からぬけだしたい人は、前田デザイン室に入って、NUKEDONEを地図として使ってみてください!


テキスト:大隅 絢加
写真:蜂谷 亮平蓮尾 和奈
バナー:Mari Tominaga
監修:浜田 綾高野 隼


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