新ごみ焼却施設の建設費80億円増 増額は2回目 福岡・大牟田
大牟田荒尾清掃施設組合は、福岡県大牟田市健老町に建設中の新ごみ焼却施設の建設費について、物価や人件費の高騰を受けて約286億円に膨らむ見通しと建設業者から申し出があったことを明らかにした。着工前の2022年時点では約206億円としていたが、約80億円の増額となる。 【写真と図】料理持ち帰り導入した飲食店 始めて見えた「効果」と「課題」 ごみ焼却施設は24年11月に着工し、28年4月の運転開始を目指している。鋼材やコンクリートなどの資材高騰を受け、23年時点で約206億円から約233億円に増額したが、物価高が止まらず重ねての価格変更となった。 建設費を精査後、業者と変更契約を結ぶ。建設費は組合を構成する大牟田と熊本県荒尾両市の一般会計予算額の3割程度にあたる。 組合管理者の関好孝・大牟田市長は「国交付金や有利な起債を活用しており、直ちに財政に大きな影響が出るとは考えていない」と話しながらも、今後の更なる増額の可能性については「今の段階で何とも言えない」とも語った。 一方、当初は約149億円としていた運転開始後20年の維持運営費は、AI(人工知能)を活用する自動運転技術導入などで約104億円に縮減できる見通しという。【降旗英峰】