BM王〜無敵の人になったので、チートで反社して成り行きで“王”になる話〜   作:4.5cm徹甲弾

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※見切り発車で書いてるので矛盾は結構出てくると思います。
指摘を貰った場合修正するか、補足の話でごまかします。


03俺達の強盗はこれからだ!

 結果としては強盗は成功した。

 チート使って強盗失敗なんかしたら逆にヤバいが。

 

 一応穴開き紙袋(ファウストスタイル)で変装。

 店外に守衛(ようじんぼう)はいなかったので、出入り口を全ロックして侵入。

 抵抗として浴びせられる鉛玉は左手で払って、右手で殴りながらステータス操作で気絶させる。

 

 店内の全員が気絶したことを確認して回収開始。

 

 この時の不良は役に立った。

 俺は会計レジ的なモノと金庫から金を盗ろうとしたが、不良達は更に気絶した奴らのふところから目ざとく財布を抜き取って来た。あと指輪とかの装飾品も。

 稼ぎとしては大きいものじゃないが、金は少しでも多い方がいいしな。……財布自体も一つ貰おう。

 

 ちなみに、不良達の死体あさり(スカベンジ)を見て、服の剥ぎ取りを思いついたので、予備の着換えを含めて良さげな服を頂いた。

 

 金庫は解錠のステータスを確認してカチカチやって、不良達が奪ってきた鍵で解錠した。壊しても良かったが、鍵を見つけてきちゃったからね。あるものは使いたくなってしまうものだ。

 

 金庫の中身も全部いただき、全員で大荷物を持って退散。

 拠点に帰って来た。

 

 ◆

 

「ぅぉー」

「ゃべー」

「かねー」

 

 3人は帰って来た拠点で声を潜め喜んだ。

 キヴォトスの通貨に馴染みはないから、ぱっと見で総額はわからないが、俺一人では持ち運べない量だったのでそこそこだろう。

 

 今の内にと金を整理しながら確認する。

 紙幣の数字は1000(せん)5000(ごせん)10000(いちまん)50000(ごまん)100000(じゅうまん)

 

 民間で使われる分は日本の貨幣+2種類って感じか? 

 

「これで、当分は凌げるだろ。黒髪(いちごう)、これ、全部でいくらぐらい?」

 

 俺は黒髪、リーダー格の不良に尋ねた。まだ少し興奮している様子だ。

 

「えっと……大体、ざっと見て、一千万くらい、かな。万札(まんさつ)は結構少なかったから」

「一千万……」

 

 一気に生活が改善する金額だ。もちろん、このキヴォトスでどのくらいの価値があるかはまだ測りかねるが、当面困ることはないだろう。

 

「すげぇな、こんな……」

 

 黒髪(いちごう)が目を輝かせる。

 一晩で一気に底辺から脱却した気分だろう。

 

「これで生活費は確保した。次の目標は、新しい拠点かな?」

「拠点は、ここじゃだめなのか?」

「ここじゃすぐに見つかるだろ」

 

 俺は答える。

 

「それに、俺は人間の男だから目立つ。キヴォトスでは、男はレアらしいからな。居場所を嗅ぎつけられたら面倒だ」

「あ、そっか」

 

 不良リーダーがハッとした顔をする。

 3人は、自分達がありふれた不良だったから意識してなかったんだと思うが、裏社会の()()で強盗はかなりデカいことのハズだ。

 

 俺一人だったら暴力暴力暴力ですませば良いけど、オナホ志望チョロ女が手に入ってしまったから、少しは安全を考えないといけない。

 

 完全に信用出来るようになったら3人のステータスを上げれば良いんだけど、ステータス上げたあと逃げられると気分が悪いし。ジレンマだなぁ。

 

 せめて人間の男であることは真面目に隠すべきかな。

 

「機械頭のマスクとか無いか?」

「どうだろ、見たこと無い」

 

 ネット通販なら有るような気はするが、使える状況じゃ無いしなぁ。

 人型ロボットの頭引っこ抜いても、使えなさそうだし。

 

 ヘルメットかぶって、胸に詰め物で行けるか? 

 

 俺は、窓の外を眺めた。 日が沈んで直ぐだから、街の灯りはまだ強い。

 

「飯、まだあったよな」

「まだあるよ。食う?」

「食おう」

 

 ◆

 

 飯は、昨晩と同様に缶詰とレトルトを温めたものだった。 熱々のそれをかきこみながら、俺は次の行動について考えを巡らせる。

 

「新しい拠点なぁ」

「どういうところが良いんだ?」

 

 黒髪(いちごう)の問いに、俺は軽く答える。

 

「今の状態だと、隠れやすい所がいいだろうね。

 でも最低限の生活ができないなら強盗した意味がないし、身分証明がいらない宿があればそこに止まりたいけど」

「適当なホテルに泊まればいいんじゃ無いか?」

「ホテルに泊まるには身分証がいるだろ、流石…に?」

 

 いや、ここはキヴォトスだし、必要無い可能性も有るか? 

 

「そうなのか…じゃあわからないな」

「いや、確かめて無いなら、もしかしたら必要無いかも。あるいは……ラブホテルか?」

「ラブホテル?」

「簡単に言えば、セックス専用ホテルだ」

「セッ…!」

 

 黒髪(いちごう)は少し顔を赤らめる。何でコイツ不良やってるんだろ? 俺の中の()()()純真無垢(ピュアピュア)黒髪(いちごう)の反応がケンカしてるわ。

 そもそも普通、不良3人で同居するものなんだろうかね。

 

「しかしネットが使えないから、ラブホの場所の調べ方もわからん」

 

(そもそも学園都市にラブホが存在するかさえわからん)

 俺は腕を組み、考え込む。

 強盗で手に入れた品の中に、スマホは無い。

 赤髪(にごう)が聞いてくる。

 

「スマホ、一個くらいパクってくれば良かったか?」

「俺はネットについて詳しく無いから、逆探知的な事をされると対処ができないぞ」

「適当なヤツボコって、そいつのスマホ使うとか……」

「それだと裏社会だけじゃなく、表社会の相手もしないといけなくなるかも知れん」

 

 改めて考えても、1人だったらチート使えば問題無いのに、3人を連れることが枷になってるなー。

 俺についてるチート能力が“エロ同人レベルの洗脳”とかだったら、()()の中の商品達も全回収出来て無駄が無かったんだけどなー。

 ふと思いついたことを聞く。

 

「ネットカフェとか、図書館とかにあるパソコンとかは使えるのか?」

「ネカフェは、身分証が無ぇから無理」

「図書館は……行ったことない」

「適当にポン置きされてるパソコンは、学籍使ってログインしないといけなかった気がする」

 

 黄髪(さんごう)が、遠慮がちに手を上げた。

 

「パソコンじゃないけど、ラブホの場所知ってる」

「ナイス。んじゃ明日は案内頼む」

 

 何故知っているのか問い詰められている黄髪(さんごう)を尻目に、ベッドに寝転んで考える。

 

 正直、いきあたりばったりが過ぎるなと。

 始めは、ブラックマーケットとかで強盗しまくって、抵抗は全部チートで粉砕するつもりだったら。なぜなら、考えなくても良いから。

 ブルアカのストーリー全部を覚えてるわけじゃないが、ブラックマーケットでの重要ストーリーは異常ペロロ愛者(ヒフミ)とアビドスの出会いくらいだったと思うし、その他の滅亡に対しても()()側を手助けする気はある。

 だから、転生チートテンションのままで良いと考えていたが、

 

「だから、ラブホ使ったことは無いって」

「使ったことねーのに知ってるのおかしいって!」

「先輩が使ってたんだよ。レズ先がいたの」

「レズセンって何だよ」

「ぬああああ! めんどいってぇ!」

 

 正直、3人に可愛げを感じている。

 ヤられただけで相手に惚れてる黒髪(いちごう)も、満更でもないと感じている赤髪(にごう)黄髪(さんごう)も、馬鹿にできない状態と言える。

 でも、馬鹿にする。そんで、必要なら切り捨てる心の用意をしておく。

 

 俺は裏社会初心者(もといっぱんじん)だから、裏社会の反撃がどれほどのモノになるかわからない。

 だから、多分、防げない。

 望まず手に入ったオナホだが、自分のモノを無くすのは気分が悪くなるだろう。なのでラインというか、自分の中で条件設定をする。

 

 信用出来ると思えたらステータスを強化する。

 信用出来ないと思ったら切り捨てる。

 切り捨てるより前に奪われたら、仕返しをキッチリする。

 

 そんなことを適当に考えていると、遊び終わった3人が近づいてきた。

 

「え、と。今日はする、のか?」

 

 軽く顔を赤くしながら、聞いてくる黒髪(いちごう)

 赤髪(にごう)黄髪(さんごう)も視線を逸しながらも黒髪(いちごう)に続いて立っている。

 

「そうだな……」

 

 正直、欲求は大きくない。

 一番始めは、憂さ晴らしとかお仕置きとか回復力とか、そんな感じで滅茶苦茶にしてやった。

 今日の昼は、回復力の影響で高校生の頃くらいの性欲バーストがあったから、その分を消費したくてヤッた。

 今、性回復力を通常程度に戻してるから、()()()()()()()感じだ。

 

「そうだなぁ、今回は俺がヤるんじゃなくて、ヤッて貰おうかな」

 

 結果、何度か性回復力を上げることになった。




不良達の小話01
▶強盗前○○○問答

躊躇いも無く()()に押し入って行く男を追いながら、黒髪(いちごう)は口を開く。

「なあ」
「ん?」
「どうした?」

「オナホって何?」
「……」

目を見合わす赤髪(にごう)黄髪(さんごう)
そこには、無言のやり取りがあった。

(知らないのにオナホ1号受け入れたのか!?)
(いや、多分知ってても受け入れてるんじゃね?)
(これ、教えるの?)
(いや流石に……)

「えと、あいつに聞いたらいいんじゃ…?」
「タンカ切ったあとに聞き返すのは、なんか…ダサいじゃん」

(知らねぇ!)
(意味知らずに受け入れてんのもダサいだろ!)

「……」
「……」

「な、何。もしかしてヤバい意味があるのか?」
「ヤバさは無いけど……」
「道具…的な?」
「…なんで道具じゃなくてオナホって言ったんだ?」

(め、めんどくせー!)

「今聞くことじゃないじゃん! さっさとついてくよ!」
「あっおい」

誰にも教えられなかった黒髪(いちごう)だったが、行為を繰り返す内に意味を察することとなった。
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