BM王〜無敵の人になったので、チートで反社して成り行きで“王”になる話〜 作:4.5cm徹甲弾
不良その1リーダー=黒髪横垂らしポニテ
不良その2=海に出てきた赤髪みたいなの
不良その3=黄色い髪の不良
朝、目覚めから気分が良かった。
上げておいた回復力が良く働いたのか、今まで生きてきて味わったことのないほど爽快な寝起きだ。
不良たちは布団にくるまって眠っている。不良リーダーは潰れガエル。
「……」
昨日
多分、回復力の影響で。
立ち上がって、飯の用意をする。湯を沸かすくらいなもんだけど。
そして改めて、ステータス操作を実行する。
キヴォトスで目を覚ました昨日、チート能力に気付いてすぐに防御系統能力を限界まで上げた。これは率直に、銃弾対策だ。
能力の検証を始めたのはその後で、ステータス操作能力について、いくつかわかっている。
まず第一に、ステータスの操作対象に制限は、
そして第二に、対象ステータスの何を操作できるか? これにも制限が無い。
昨夜使ったように、感度や痛みなどの感覚や部屋の強度に内鍵の
これは、ステータス操作能力が俺の認識に依っているからみたいだ。
例えば、“頑強さ”や“丈夫さ”或いは“防御力”等はほとんど同じ意味のステータスで、能力を使った時に意識していた言葉が表示される。
また、“皮膚の丈夫さ”や“骨の丈夫さ”などの細かいステータスは、基本的に“防御力”に連動して上がる一方、特定のステータスだけを下げる事も出来る。
……今の内に回復力の性的な部分だけ普通にしておく。
第三に、ステータスの変更にはおそらく
ステータス操作では“ステータスポイント”みたいなものは使われていないし、精神的にも肉体的にも消耗を感じる事は無かった。
密かに魂とかが削られていたりするかもしれないけど、まあ良し。
将来的に、もっと何か分かるかもしれないけど、今わかっているのはこれだけだ。
かなり強力な能力だけど、色彩は無理そうかもなー。
確か多次元なんちゃらバリアは物理無効だった気がするし。
スマホがないから正確な時間もわからないが、窓から見る空は真っ青のすごくいい天気だ。
「ぅ、んあ?」
振り返ると、ヘイローが一つ光っていた。リーダー格の生徒だ。
「よう、飯食うか?」
「……くう」
寝ぼけ眼で怪訝な顔をしながら返事する不良と、まだ寝ている2人の分も追加でブチ込む。
ブチ込まれたレトルトパックの勢いでこぼれたお湯が、バシュバシュと音を立てる。
「……」
「……」
「あんた、名前は?」
不良リーダーに目を向ける。
「名前を教える意味は有るのか?」
「は?」
「別に教えたくないわけじゃないが、長い付き合いになるわけでも無いだろ」
不良リーダーは怒りとも悲しみとも取れない微妙な顔をした。
「昨日言ったように、俺は違う拠点を見つけたら出ていく。早ければ今日、遅くとも……4日くらいか?」
「……」
「それ以降、そうそう会うことのない奴の名前を聞いてもしょうが無いんじゃない?」
十分温まったレトルトパックを取り出してそれぞれの器へ。もちろんステータスの耐熱はマックスだ。
ちなみに少し前から残りの不良二人もヘイロー点灯済み。
「それとも、一晩寝ただけで惚れたか?」
「ち、ちがっ」
不良達のステータスを見る。
「うおまじか、あれで惚れるんか」
「ちがう! 惚れてない!」
「すげーな、恋に恋し過ぎだろ」
「惚れて! ない!」
「痛い痛い」
布団をバシバシ叩きながら否定する不良リーダー。裸で暴れるもんだから、そこそこな胸がフルフル揺れている。
布団ごと叩かれて抗議していた不良2人も、体を起こす。
「ほれ、食うぞ」
不良共はのそのそとベッドから降りて少し停止、いそいそとティッシュで股を拭いたあと皿の前に座る。
「で、名前は?」
「
「リクハチマアル……」
「…ちなみに、偽名な」
「……」
凄いジト目だ。
「そういえば昨日、
「あれは──」
「後で場所教えてくれ」
「あの──」
「強盗デビューでいきなり銀行は難しいかもしれんからな」
今度は唖然とする不良たち。
社会では、何をするにも金がいる。金を得るなら強盗だ。
多分、キヴォトスの古事記にはそう書かれている。
さっさと飯を食べ終えてベッドに座る。
「ここを出る前に一発ずつヤるから、食い終わったら来いよー」
「……」
「はぁ!?」
「一晩でチャラだって言ったじゃねーか!」
顔を赤くして怒鳴る、リーダー以外の2人。
起きる前に回復しきってしまった精力は発散しておきたいんだよね。だから
「これまでのは返済でチャラ。これからのは命令で強要」
絶句している2人を尻目に、近づいてきた不良リーダーをベッドにポスンと置いて、
「強要の次は強姦だから、自分で来たほうが賢明だと思うよー」
3発、
◆
「ここだ」
「おー、いかにもな感じ」
ピンク! 筆記体英語! 電飾! という感じ。
暗んでいく街の中で毒々しく光っている。
「んじゃ、ここでお別れな。もう少ししてから
「なあ…」
「ん?」
不良リーダーの声に振り返る。
「あんたについていったらダメか?」
「えー、結構恨まれることする予定なんだけど……」
「分かってる、けどチンケな
「んー。俺、いまのところ部下っていうか、子分的なもの持つ気は無いんだよなー。ついて来てもオナホ1号的なモノでしか無いぞ?」
不良リーダーは少し赤くなった顔で、挑発的な笑みを浮かべた。
「上等。むしろ、あたしがオナホ1号だって事、存分に利用させて貰うさ」
不良リーダーの宣言は、宣戦布告のような凄みを持っていた。
一晩で惚れた男のオナホになろうとしているチョロ女と思えないくらい。
「ということでお前ら──」
「水臭えっすよ」
「もちろん、あたしらもついてくさ」
不良3人は互いを見る。
「お前ら……」
「へへっ」
「昨日あたしを売ろうとしたクセに」
「……」
気まずげに目をそらす2人を見て
「んじゃ、そっちの
不良リーダーを見る。
「
改めて、
「さあ、行きますか」