ダンジョンに幻想体という名の厄ネタがいるのは間違っている!!   作:シビトバナ

4 / 5
ひとまず口調はそのままで行ってみます。(´・ω・`)


赤いトマトはいかが?

オラリオの昼下がりは、いつだって騒がしい。

荷車の軋む音、行商人の掛け声、昼間から飲んでる酔っ払いの笑い声。

人と亜人、*1神が入り混じったこの街では、静寂なんてものは滅多に訪れない。

 

そんな喧噪の中を、俺――“罰鳥”は紙袋をくわえて歩いていた。

「パンと卵を忘れるんじゃないよ。途中でサボったら丸焼きだからね」

ミアさんの声が思い出される。

……うん、やる気しか出ないね!(震え声)

 

「キュッ(あぁ〜、平和だなぁ)」

 

リューさんと18階層で出会い、俺がこの世界が“ダンまち”だと気づいてからもう数ヶ月。

最初は恐怖で震えてたけど、今じゃ立派な(?)“豊穣の女主人”のマスコット

――いや、従業鳥だ。

毎日、酔っ払いの頭に止まって怒鳴られ、クロエとアーニャに日替わりでもふられ、

時々ミアさんのコップが飛んでくるけど……。

 

昼の光が石畳を照らす。

パンの香ばしい匂いと卵の匂いが袋からふわりと広がる。

それを鼻いっぱいに吸い込みながら、俺は小さな足でとことこ歩く。

 

……その時だった。

 

「ぁぁぁあああああああああああああああああっ!!!」

 

唐突に、通りの向こうから人間の悲鳴が響き渡った。

「キュッ!?(何事!!)」

あまりの声の大きさに羽がピクッと跳ねる。

買い物客たちも足を止め、あたりを見回している。

どこか遠く――いや、近い。かなり近い。

 

地鳴りのようなドタドタという音が、どんどん迫ってくる。

何かが、全力でこの通りに突っ込んでくる気配。

 

「キュ、キュ?(ちょ、やな予感……)」

 

次の瞬間――

 

「キュ!!(うわっぷ!!)」

 

目の前を“何か”が風を裂いて駆け抜けた。

突風で羽が逆立つ。紙袋が揺れて、パンが一瞬見える。

 

その“影”は人間だった。

真っ白な髪、そして――頭からかぶった真っ赤な血。

鉄のような匂いが鼻を突く。

通りを疾走するその姿は、まるで理性が置き去りになった生き物のようで、

けれどその顔には、なぜか喜びとも錯乱ともつかない、

好好とした表情が張りついていた。

 

一瞬、すれ違う時。

目が合った――ような気がした。

若い。少年(ヒューマン)だ。

 

「キュ……?(なんだ? いまのは……)」

 

残ったのは血の匂いと、埃の立つ音だけ。

遠ざかっていく足音をしばらく見送る。

周囲がざわめきはじめた。

「あれ、冒険者か?」「血まみれじゃねえか」「あっち、ギルドの方じゃね?」

人の声が重なり、街のざわめきが戻ってくる。

 

俺は紙袋を持ち直した。

肩をすくめて(できないけど)、ため息をつく(鳴き声だけど)。

――関わらないのが、いちばん安全。

経験上、ああいう奴に近づくと、ろくなことが起きない。

 

「キュ……(ま、ミアさん待ってるしな)」

 

踵を返し、通りを歩き出す。

昼下がりの喧騒に戻りながら、空を見上げた。

雲ひとつない青。

……あの少年が何者だったのかを知るのは、もう少し先の話。

 

それが、“ベル・クラネル”という少年を、

俺が初めて見た瞬間だった。

 

 

*1
獣人、小人族、アマゾネス、ドワーフ




風邪が流行っているので気をつけてください(ヽ´ω`)

【罰鳥】ステータス風

罰鳥

Lv1
力    I   5 
耐久   G   220 
器用   H   199 
俊敏   C   641 
魔力   I   0

《魔法》

【?????】
暗き森の守護者の証明

??????????

《スキル》

【懲罰!】
人またはモンスターの攻撃を受けた時に発動

耐久が500まで上がり力が800〜1200になる。

攻撃された人、モンスターにしかこのスキルは使えない。

【処罰するくちばし】
攻撃回避時または戦闘時1分ごとに攻撃を受けなかった場合発動

1分ごとに力が50上がる(最大500)攻撃を受けたらリセット。

【小さな羽ばたき】
回避補正、避けるほど低下

回避後の攻撃を上げる(重ねがけ可能)

名前案

  • ムーン
  • 雪月
  • ミル(ミア×リュー)
  • なしで
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。