厄ネタ×二乗は一周回って厄ネタではない(白目)   作:ハゲチャビン

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 お気に入りが減ることに怯え、低評価に怯え、呼んでくれる方々に納得できる内容を考えていたのですが心の中の大槻が唆してくるので自重という言葉を一旦忘れることにし増した。その結果がコレだよ(呆れ)

 何のアニメを見ながら書いたの一発でバレるな…


いやーん交渉しっぱーい(棒読み)

―――どうして。と誰かが呟いた。

 

 それは彼――文目の使い魔? の魔法少女かもしれない。ダ・ヴィンチちゃんかもしれない。ロマニかも、オペレータの誰か、この場に居る誰かの声しれない。

 辺りは死屍累々、なんて生易しい言葉では言い表せない惨状だった。

 

 見渡す限り水平線の彼方まで広がる草原は、地面がめくれ上がりその面影を欠片も残していない。土、土、土。地面の底に含まれた水分をそれらを吸収して泥と化していた。資料で見る塹壕戦がこんな感じだったなぁと、ぼんやりと頭の片隅で思いだす。

 周囲には満身創痍のサーヴァントと、この特異点で出会った皆が一点を眺めている。

 

 その視線の先。彼は、文目は、吠えていた。

 宙に向かって、噛みつくように、宣言する様に、或いは――嘆く様に。

 

 斃れ伏す11体の異形の真ん中で、胎児を喰らったケモノ()は吠えていた。

 

 

****

 

 

「特異点が見つかった」

 

 そんな報告を受け、俺達は管制室に向かった。

 寝不足なのか若干言動が怪しい藤丸、そんな彼を支えるキリエライト。そして―――

 

「漸く訪れた初陣。ウチ、緊張で心の臓が高鳴りますわぁ。ますたぁはん、ほら」

 

 心にもない事を言って、胸を突き出してくる酒呑童子。

 彼女の揶揄いをいなしながらDr.ロマニの説明を聞く。

 

 向かう時代は不明。目的は特異点の調査、及び修正。各時代におけるターニングポイントに発生したバグを直すこと。

 そして聖杯の探索及び破壊。これは特異点が発生した原因にもなっている為、これの対処をすることは即ち特異点の修正に直結するといっても過言ではない。

 最後に、その二つを完遂させるための拠点づくり。これは特異点Fの時のように霊脈にキリエライトの盾を使い召喚サークルを作ればいいらしい。そこから補給物資やらサーヴァントの転送を行うとのこと。つまりその間3人だけで行動しなければならないという訳だ。その為、一刻でも早く安全を確保す出来るようにするために酒呑童子たちには転送用の魔法陣で待機して貰ってる。

 ドラコー? 出撃できないから「暇つぶしに此処で貴様の無様な姿を肴にでもするとしよう」って管制室の良いポジションで椅子とワインを用意してる。

 

 短いブリーフィングの後に俺達はコフィンに潜った。

 と、いう訳で。

 

「ここは何処?」

 

 今回ははぐれる事無く転移できたものの、何せ周囲を見渡しても草原で時代が特定できる建造物やらが一切見当たらないのだ。

 頭の上に器用に座るフォウ君の重みに耐えながら周囲を見渡す。

 

「時間軸の座標を確認しました。どうやら1431年です。現状、百年戦争の真っ只中という訳ですね」

 

 ……さーっぱりわからねぇ。こんなことなら歴史の授業真面目に聞いときゃとかった。

 

「ただ、この時期は丁度戦争の休止期間の筈です」

 

「戦争なのに休止期間があるの?」

 

「戦争ばっかしてたら他の事に手が回らないからとかじゃねぇか?」

 

「それもありましたが、比較的のんびりした戦争でしたから。捕らえられた騎士が金を払って解放されるなど日常茶飯事だったようで……先輩?」

 

 マシュによる簡易的な字歴史の授業と蘊蓄を聞いていた藤丸が、空を見上げている。

 それに倣って俺とキリエライトも空に目を向けると―――

 

「何だありゃ?」

 

 空の遥か高い所――雲よりも高いであろう場所に光の帯があった。

 回線が繋がったDr.ロマニに映像を見せると『何かしらの魔術式』らしいが、あまりにも巨大すぎて全貌が見えない。とのこと。

 ……何で魔術式だと分かったんだ?

 

『キミたちは現地の調査に専念してくれていい。先ずは霊脈を探してくれ』

 

 ……味方を疑っても仕方がない、か。

 取り敢えず、此処で立ち止まっていても仕方がないし、周囲の探索を始めようか。

 

「なら、街を目指して歩きましょう」

 

「そうだね」

 

 oui。

 

****

 

 歩いている途中で見つけた街道に沿って歩いていると、向こう側からやってくる一団が見えた。

 

「如何しましょう。接触を試みますか?」

 

 危なくないかな? と心配する藤丸をしかし、彼女は話し合えば平和的に解決できると自信満々に一歩を踏み出した。

 すかさず俺はキリエライトの肩を掴んで引き留める。

 

「まあ、待て待て、待てて」

 

「如何しましたか?」

 

「まずは自分達の格好を客観的に見てみようか」

 

 まずキリエライト。

 パッと見肌の露出が激しい、身の丈もある盾を軽々と持っている少女。

 

「怪しさ満点じゃねぇか?」

 

「そ、そうでしょうか?」

 

 なあ藤丸?

 あいつにパスを回すと答えに窮したのか頬を掻きながら目を逸らす。

 それを肯定と受け取ったのか、キリエライトは少ししょんぼりし、俺の頭に陣取ったフワモコは迫るようにテシテシと引っぱたいている。

 

「ではどうしましょうか?」

 

 俺か藤丸のどちらかで話を付けに行くってのは?

 

「え、僕も?」

 

「そりゃ俺達は比較的まともな格好をしているし、多分大丈夫だろ。なーに、安心し給えよ。此処は言い出しっぺの俺が先陣を切ろうではないか」

 

「…………」

「…………」

 

 なんだよそのすっごい不安そうな眼。

 よーし、此処は前世から培ってきたコミュニケーション能力でサクッと情報を抜き取ってこようではないか!

 

 と、まあ喜び勇んで心配そうに見る二人の視線を背中に受けながら彼らに近づいていく、ん……だけどさ。

 おかしいな、俺が近づく度に構えが硬くなってきている気がするんだけど。

 

「Dr. ロマニ、貴方の目にはどう映ります?」

 

『……きわめて暴力的な措置を取らざるを得ない状況に見えるけど、大丈夫かい?」

 

「なーに大丈夫ですよ、ハハハハ! ……多分」

 

 不安を振り切るように大股で近づく。こういうのはね、ビクビクして近づいたら何かやましいことを隠しているんじゃないかと疑うのが人の性! 堂々と胸張って近づけば向こうも怪しむことはあるまい!!

 

「ヒッ! ま、魔女が、魔女がまた現れたぞ! 総員警戒態勢!!」

 

 へっ?

 

「来るなら来い! 下僕を使って友好的に近づこうとも騙される我々ではない!!」

 

 えーっと? 魔女? 下僕?

 混乱して動けない俺の背後で声が上がる。

 

「ひっど~い! 私が魔女だなんて酷い侮辱よ!」

 

 背後を見ると「私、怒っています! プンプン」と言わんばかりに頬を膨らませる『憎しみの女王』と無言で佇む『絶望の騎士』。

 ……何でいんの?

 

「アナタの影の中に居たら対応が遅れちゃうでしょ? だから最低限2人は外に出て守護ろうって話になったの♪」

 

 いや、「なったの♪」では無くてだね。

 て言うか、藤丸達が不安そうな目で見てた理由って……。

 

「Dr.ロマニ、彼女達何時から俺の後ろに居ました?」

 

『え? 特異点に転送されてから割とすぐに居たけど、君の指示じゃないのかい?』

 

「もしそうなら俺最初にDr.に言って記録を止めて貰ってますよ?」

 

 何のために召喚したと思ってるんですか。

 

『ご、ごめん! 彼女達なら何かしらのサーヴァントだと言い張れると考えて出しているのかとばかり』

 

 ……確かに。言われてみればそうですね。ごめんなさい。

 

「姿は見えないが軽薄そうな男の声も聞こえるぞ! やはり『竜の魔女』の仲間だな!? 総員迎撃にあたれ!」

 

 襲い掛かる彼等を前にして俺は後ろ――藤丸達の方を向いて両手を合わせて叫んだ。

 

「ごめん!! 失敗したー!!」

 

 人間やはり拳でしか分かり合えない時もあるよネ!




 多分この話のせいで明日明後日明々後日の僕は苦しむことになるかもしれませんが今日を頑張った小説にのみ次の小説ができると心の大槻が言ったのでボク知ったこっちゃないです。次の話を考える未来の僕が今の僕を罵ったとしても僕は悪くありません。心の大槻が悪いのです(責任転嫁)
 

 追記:多分オルレアンは話数が長くなるかもしれないことを此処に記します。何で初っ端からクライマックスを持ってこようとしたんだ……。

今後の展開次第ですが、その時が来たら主人公にE.G.Oを付けていいか否か。

  • 『武装』主人公も戦力を付けるべき
  • 『非武装』そのままの方がおもしr、輝く
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