厄ネタ×二乗は一周回って厄ネタではない(白目)   作:ハゲチャビン

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 今回で特異点F決着といったな。あれは嘘だ。

 あの……処刑弾は撃ち込まんといてください何でもしますから!!


しっかりと立つこと、まずはそれからだ。

 特異点F。日本の冬木で引き起った異変、その最後の戦いは―――

 

「卑王鉄槌…光を呑め―――

 

 

 約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!!」

 

 セイバーの宝具全開という情け容赦ない一手から始まった。

 待って? ねえ待って待って???

 

 戦略的に間違いじゃないけどさ、初手必殺技は鬼畜すぎるって!

 

「―――……っ!」

 

 咄嗟にキリエライトが盾で受け止めるも、拮抗は向こうが優勢のようだ。表情が苦し気だし、何よりも踏ん張っている脚が徐々に押されつつある。

 防御の補助を行わせる為に『何もない』に指示を出そうとした。が、藤丸がそれを止めた。アイツの方を見ると無言で俺を見る。

 

「……任せていいんだな?」

 

 その眼に押され、言葉で確認する。藤丸は頷いてマシュが構えている盾を支え、そして宣言する。

 

「令呪を以て命ずる―――負けるな! マシュ!!」

 

 藤丸の手に刻印された令呪が輝き、それに呼応するようにキリエライトの盾が光を放つ。

 

「宝具、展開します――――

 

 仮想宝具 疑似展開/人理の礎!」

 

 光が広がり、盾よりも巨大な結界となって魔剣の放つ濁流を受け止める。

 態勢も徐々に安定し、なおも押し寄せる宝具をマシュは最後まで耐えきった。

 魔力の濁流が収まると、その発生源であるセイバーは満足そうな顔を浮かべる。

 

「嗚呼、娘よ。貴様の覚悟、そして意思。確かなものだ。そして―――そこの」

 

 おっと? 俺に矛先が向いたぞ?

 

「前に出ろ。次は貴様の番だ。()()()()()辿()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それを見極めてやる」

 

 ちょっと何言ってるのかわからないです。

 

「その怪物――いや、他にもいるな。そいつ等が何故お前に従っていると思う。まさか忠誠心から貴様の傍にいると思っているのか?」

 

 …………違うの?

 

「断じて違う。()()()()()()()()()()()()()()()()()にすぎん。これはその最初の試練だ」

 

 構えろ。

 セイバーは再び魔剣を掲げ、そして呟いた。

 

『――――十三拘束解放。円卓議決開始』

 

 瞬間、先程とは比べ物にならない程の魔力量が場を支配した。

 

『承認』

 

 先程の禍々しい色ではなく、神々しい光が彼女の持つ剣に束ねられる。その姿は、本来の姿であろう聖剣を幻視した。

 

是は、心の善い者との戦いではない(ガレス)

 

「ッ、『何もない』! 『溶ける愛』! 防御態勢を―――」

 

 急いで防御指令を下そうとして止まった。

 コイツ等だけで乗り切れるのか?

 

是は、精霊との戦いではない(ランスロット)

 

 あいつの攻撃は物理的なものではない。キリエライトの様な防御型の宝具、それも生半可な物じゃ対処できない。

 それをさっきよりも強力な一撃で来るんだぞ? 諸共消し飛ぶ未来しか見えない。

 

是は、邪悪との戦いである(モードレッド)

 

 今こうして考えている間にも、セイバーが掲げている剣は光を強めている。打てる手が見いだせないまま、その瞬間がやってくる。

 どうする? どうやって対処する? 焦りだけが募る中、手の中に感じた感触に目を向けた。

 影の中から、俺の身体を伝って『規制済み』が俺にソレを置いていた。

 

是は、世界を救う戦いである(アルトリア)

 

 あの崩れた学校で見つけた緑色に光る液体。

 しかし、それを入れていた容器はアンプルではなく、どういう理屈か注射器という形でこの掌の中にあった。

 『規制済み』はそれを渡して影の中に再び沈んだ。

 コレを打てと? 命が懸かっている状況で、何が起きるかわからないものに賭けろと?

 心臓が早鐘を打つ。恐怖で思考が鈍る。

 

『───束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるが良い』

 

 セイバーが剣を振り上げる。遂に宝具を撃つ段階に来たらしい。

 それを眺める中、頭の中で何時かの懐かしい声を思い出す。

 

――見守る価値があると思わせたのだ。恐怖と向き合え。この鎖を断ち切りたければな。

「相変らずあなたは怖くなると動けなくなるんだ?」

 恐怖と向き合う……

「ほら、教えたでしょ? 怖くなった時のおまじない。ほら、目を閉じて」

 目を閉じる。呼吸が次第に落ち着いていく。震えが収まり、崩れそうになった脚がしっかりと立った。

「そう、その調子」

 そして―――

「そしたら……」

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!!』

 

 注射器を自身に打ち込んだ。

「しっかりと―――――るの」

 

 

 

 

 

 注射器を打ち込んだ瞬間、エクスカリバーの光が迫る中で文目扶朗の意識は『接続された』。

 人々から忘れ去られた、深い『』。

 あらゆるナニカが(パイプ)を通ろうと殺到する。

 侵食し、蝕み、這いずり回る。

 それらから逃れ、藻掻き、足掻く彼の意識は、無意識に()()()を引き寄せる。

 

裏切られたジャック(クラブ)

 

欲に支配されたキング(ダイヤ)

 

絶望したエース(スペード)

 

そして―――

 

「漸く私達の出番ね! まっかせて☆!!」

 

憎悪に染まったクイーン(ハート)

 

 助けを願う思いを受け、影より魔法少女たちが現れた。




 エクスカリバーの拘束解除についてですが
・是は、勇者と共にする戦いである
・是は、心の善い者との戦いではない
・是は、誉れ高き戦いである

 こちらの対応する騎士がガレス、トリスタン、ガウェインの何れかが割り当てられるとのことで自分なりに考えた結果

一番上→ガウェイン
真ん中→ガレス
一番下→トリスタン
 とさせて頂きました。
 そもそも拘束はプロトセイバーの方じゃろうが!! このニワカ!! とおっしゃられる方々もいるかと思われますが、似たような拘束は女の父上の方にもあるらしいのでどうかご勘弁を……。

 因みに魔法少女をFGOに当てはめるならば性能は星5のランク詐称☆4サーヴァントですね。
 次回は本当に特異点Fを決着させます。

今後の展開次第ですが、その時が来たら主人公にE.G.Oを付けていいか否か。

  • 『武装』主人公も戦力を付けるべき
  • 『非武装』そのままの方がおもしr、輝く
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