イラン精鋭「コッズ部隊」、メキシコでイスラエル大使の暗殺計画か 米当局者
(CNN) 事情に詳しい米当局者によれば、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」が、メキシコに駐在するイスラエル大使の暗殺を画策していたことが分かった。
この当局者が匿名を条件に明かしたところによると、暗殺計画はコッズ部隊によって2024年末に開始され、今年上半期を通じて継続されていた。その後中止され、現時点では安全保障上の脅威になっていないという。
イラン政府は国外の政府当局者やジャーナリスト、反体制派を標的とする様々な工作を仕掛けており、イスラエル大使の暗殺計画もその一つとみられる。
イランは疑惑を否定し、メキシコとの関係を悪化させることを狙った「メディアによるねつ造、大うそだ」との認識を示した。
在メキシコのイラン大使館はX(旧ツイッター)に、「メキシコの安全と評判はイランの安全と評判でもある」と投稿。「我々がメキシコ政府から寄せられた信頼を裏切ることはない」と表明した。
イスラエル外務省は声明を出し、メキシコが「イランの指揮下にあるテロ組織によるイスラエル大使襲撃計画を阻止したこと」への謝意を示した。イスラエルのクランツネイゲル駐メキシコ大使は2023年8月から現職にある。
メキシコ当局は、イスラエル大使を狙ったことが疑われる計画はないとしている。
イスラエルは長年、イランが国外のユダヤ系やイスラエル関係の標的への襲撃を画策していると非難してきた。オーストラリアでは今年8月、国内で発生した少なくとも2件の反ユダヤ主義的な襲撃にイランが関与していたことが情報機関の調査で判明し、イラン大使を追放。オーストラリアのアルバニージー首相は革命防衛隊をテロ組織に指定する方針も明らかにしていた。