小野田紀美大臣「テロリストに私から申し上げることは１つもございません」安倍氏銃撃の質問に

小野田紀美・経済安保担当相（2025年10月撮影）

　小野田紀美・経済安保担当相は11日の閣議後会見で、安倍晋三元首相が銃撃され命を落とした事件から3年あまりが経過したことをめぐり、気持ちの整理はついたかと質問を受け、「一生、つきません。以上です」と、怒りがにじんだ声で答えた。 【写真】モデル時代の小野田紀美氏 　安倍氏を銃撃し、現在裁判員裁判が続いている山上徹也被告（45）に関する質問の中で答えた。安倍氏は銃撃される前日、参院選の応援で、小野田氏陣営が開いた集会で岡山を訪れたが、山上被告がその会場に近づこうとして断念したことが分かっている。 　小野田氏は、事件に対する受け止めについても問われたが、所管外の内容でもあり「捜査当局が捜査中のことに関して、裁判のことに関して、私がコメントすることはございません」とだけ答えた。 　別の記者からは、山上被告が起こした事件の背景に関する質問も出たが、小野田氏は「所管外だと思いますし、『テロリストには何も与えない。名前もだ』とおっしゃった方もいましたが、テロリストに対して、私が何かコメントはございません」「私から申し上げることは1つもございません」と、はっきりとした口調で突っぱねた。