【詳報】10日の衆院予算委 首相、存立危機事態めぐり「明言慎む」
衆院予算委員会は10日、先週に引き続き、全閣僚出席のもと、基本的質疑がおこなわれました。立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党が高市早苗首相らに質問しました。タイムラインで詳報します。
16:15
鈴木農水相、コメは「供給不足ではない」
コメの適正価格をめぐって、国民民主の長友慎治氏と鈴木憲和農林水産相が論戦を交わした。石破茂首相(当時)が「5キロ3千円台」を掲げたことを踏まえ、長友氏が「5キロでいくらが適正価格か」と問うた。
鈴木氏は「石破政権では、不足感があり、価格が対前年比で約2倍となるなど、懸念が高まっていた。マーケットを落ち着かせたいという強い思いで対応したと推察する」と説明。
一方、「今は供給不足の状況ではない。具体的には申し上げないが、生産現場にとっては再生産可能で、同時に消費者にとってはこのぐらいなら(受け入れられる)という状況(が適正価格だ)」と答えた。
14:40
維新・中司宏氏「自民と連立組んで残った政党は公明以外にない」
自民と連立を組む維新の中司宏氏は「自民と連立を組んで生き残った政党は公明党以外にない。たとえ消滅しても、(維新は)今やるべきことを果敢に挑戦する愚直な政策集団だ」と主張。さらに「竹下(登)首相は『一内閣一仕事』と言った。後世に残したい仕事は何か」と質問した。
高市早苗首相は「一内閣一仕事と言わず、国力を徹底的に強くしておきたい。何と言っても経済成長が必要だ。一仕事とは言わずにがんばる」と答えた。
14:20
維新・藤田氏のテレビ番組の発言めぐり質問
自民と連立を組む維新の藤田文武共同代表がテレビ番組で、衆院議員の定数削減について「理不尽に潰されたら(衆院)解散したらいい」と述べたことをめぐり、立憲の今井雅人氏は高市早苗首相に対し、議員定数削減を争点に衆院解散の考えがあるかと質問した。
高市首相は「少なくとも議員定数の議員立法を争点に解散するということは普通考えにくい」と答えた。
13:35
赤木さん妻からの手紙に首相「しっかり受け止めた」
高市早苗首相は、学校法人森友学園を巡る財務省の公文書改ざんに加担させられたとして自死した同省近畿財務局職員の妻、赤木雅子さんから手紙を受け取ったことを明らかにした。立憲の川内博史氏の質問に答えた。
首相は「奈良県の事務所に持ってきていただいたと聞き、すぐに東京に転送した。私信であり、内容を不用意に言うわけにはいかないが、ご遺族の気持ちはしっかりと受け止めた」と語った。
13:25
立花孝志容疑者逮捕に首相「NHK党と組んでいない」
政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者が名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された事件をめぐり、立憲民主党の川内博史氏は、参院で同団体の議員が自民会派に加わっていることについて高市早苗首相(自民党総裁)に見解をただした。
首相は、「自民党は参院で無…
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