ダイエットに糖尿病治療薬を使う人が増加 便秘や骨折などのリスク、筋肉量が減り寿命が縮むおそれも 専門医は「やせ薬ではない」と警鐘【きょうの深堀り】
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筋肉についても、糖尿病治療薬を太りすぎていない人が使うと、脂肪だけでなく筋肉量も減らしてしまい、転倒や骨折の恐れが大きくなることで、その後の寿命に影響してしまうということも報告されています。 筋肉が減ると代謝が落ちるため、薬を使っている間は痩せられたとしても、使用を止めるとむしろ太りやすい身体になってしまいます。つまり、運動しづらく痩せにくい身体になるということです。 急激に体重が減ることで、ホルモンバランスの変化やストレスが生じ、抜け毛が増えることも考えられます。 この薬はよく効きますので、その分副作用も強く、場合によっては命の危険があることを理解してほしいです。
”痩せ薬”として広まった背景にオンライン診療? 医師が語る対面診療のメリット
”やせ薬”としての使用が広がった背景には、WEB上の動画やSNSに頻繁に表示され、オンライン診療で簡単に購入できることがあります。
ダイエットを含む美容医療をめぐっては、”自己責任のうえで自由診療”としている医療機関も多く、トラブルが表面化していないことが懸念されています。 澤木院長は、自由診療では医薬品の副作用を対象とする被害救済制度が利用できないとして、対面での診療が重要だと強調します。