山口県下関市のあるかぽーと・唐戸エリアを「日本を代表するウォーターフロントシティ」にしようと目指すカイキョーリボーンプロジェクトの社会実験として6月に同市唐戸町の下関地方卸売市場唐戸市場で行われた「新鮮活魚 唐戸朝市」が、今月13日から定期開催されることになった。来場者から好評だったため、毎月第2、4木曜に継続的に実施していく。昔のような「市民の台所」としてのにぎわい復活を目指したい考えだ。
▼6月に実施された社会実験の朝市
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唐戸市場業者連合協同組合(郷田祐一郎理事長)が主催。週末や祝日にはすしの販売などを目当てに大勢の観光客でにぎわう唐戸市場だが、スーパーで鮮魚を購入する消費行動が一般的になった影響で、地元の人たちが日常の場面で利用する機会は少なくなっていた。朝市の定期開催を通じて、鮮魚だけでなく野菜や乾物も対面販売で扱っている唐戸市場の魅力を市民に再認識してもらう。
朝市は午前7時から開始。市価よりも安い卸売価格で販売され、目利きのプロが対面で旬の魚のおいしい食べ方などについてアドバイスしてくれるといった市場ならではの楽しみも味わえる。通常は鮮魚関係だと午前8時ごろに店が閉まるが、市場に入っている85業者のうち半分程度が少なくとも午前10時までは店を開けることにしている。
初日の13日はクジラ串カツを先着500人に振る舞うほか、通常は1匹2千円程度のマダイを同1200円程度で販売し、用意した50匹を水槽に泳がせて客に気に入ったものを選んでもらい無料でさばくサービスも。クジラ串カツの試食は当面続ける予定。唐戸朝市オリジナルグッズとしてTシャツや前掛けの販売もある。「あなたの一言で、値段が変わるかも!?」として、値段やおまけの交渉も楽しめる。
市によると、6月に実施した社会実験では8日間で計約1万人が来場。下関市民が約6割を占め、遠方からの客を除いた人の約8割が「買い物利用でぜひまた来たい」とアンケートに回答したという。
下関唐戸魚市場の阿部日佐夫専務は「社会実験はかなりの手応えがあった。業者のみんなも意気込んでいる。10月に下関市が魚食の普及推進に関する条例を施行したこともきっかけに、下関で取れる魚を市民にPRして魚食を勧めていきたい」と話した。
(石田晋作)
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