明日からゴールデンウイークが始まる。
来週の月曜日と金曜日の2日間仮に休んだら、なんと10連休になる。当然、そんなことは不可能なわけで、連休中も幾つかの仕事が入っているから、休日という感覚も余りない。
それでも、気分的には全然違う。
やっぱり僕にとっては黄金の10日間なのだ。
そして今日の木曜日はその前日。
朝からぱっとしない天気に見舞われた。
今にも雨が落ちてきそうな空模様である。
一応、傘を抱え、自転車に乗って出勤した。吐く息が白い。
今日も分刻みの日程が続いてゆく。
午前中、東京から来青した某コンサルティングと綿密なる情報交換。それを持って昼休み上司に報告し、その足で午後の会議へと雪崩れ込む。
外は風が強い。
春の嵐みたいだ。
市内の中央部にあるオフィス4階のトイレに入り、用を足しながら、暫くの間、窓から八甲田の山並みと灰色掛かった街を眺めていた。
薄っすらと、山頂付近に真っ白な雪が被っている。もう、八甲田を抜けて十和田方面へと抜けるルートも開通したようだ。
明日から新幹線も再開する。我がセクションではそのオープニング・イベント準備で今日もまた大忙し。
夕方4時から始まる某経済会議まで、少しの間、時間が取れたので、オフィスがある4階のディスクに腰を降ろし、いつもより忙しい速度で流れる灰色の雲を眺めながらパソコンのキーボードを叩く。
会議はようやく5時半に終了。
どっと疲れが出た。
まるで重い錘(おもり)を手足に付けて一日中歩いているよう。
会議が開かれたホテルから駆け足で家へと戻り、そのまま車庫から車を出して市の郊外部まで向かった。
所用を終え、激しい風が吹き荒れる夜の街を走った。
郊外のTに寄り、西村賢太の最新文庫、「廃疾かかえて」と「一私小説書きの弁」を買う。
小雨がぱらつき、一向に風は収まる気配がない。
明日から大型連休じゃん、もっと楽しくウキウキしろよ。
そう、もう一人の自分が囁く。
10年間、一向に進んでいない、原稿用紙100枚で完成となる小説でも書いてみろよ。まだ途中で投げたまま、ほったらかしにしてる、あの小説のことだよ。
お前は、一篇の小説すら書きあぐね、そうしてグダグダしてるだけじゃねえか。
脱け出すんだろ?
一刻でも早く、この街から脱け出したいんだろ?
だったら、未完成のままで10年も経っている、その小説を最後まで書き上げてみろよ!
車に乗り込み、「セックス・ピストルズ」の「勝手にしやがれ」を聴きながら、家路を急ぐ。
一曲目が「Holidays in the Sun」。
なんで、急に「セックス・ピストルズ」が聴きたくなったんだろう?
激しいギターのノイズと、ジョニー・ロットンの叫びが、冷えた車の中に響いてる。
俺には「太陽の休日」なんて無用だぜ
俺は新しいベルセン(ナチスの収容所があった場所)に向かいたい
そしていくらかでも歴史を知りたいんだ
いま俺は手頃な経済を手にしてる
いま理由がわかった 理由がわかったんだ 理由がわかった
でも俺はまだ待ちぼうけをしてる
理由がわかったんだ
待ってる理由、それはベルリンの壁だ
風の音がする。
春の嵐のような、激しい風が夜の街を駆け抜けてゆく・・・。
明日から、黄金の10日間が始まる・・・。
来週の月曜日と金曜日の2日間仮に休んだら、なんと10連休になる。当然、そんなことは不可能なわけで、連休中も幾つかの仕事が入っているから、休日という感覚も余りない。
それでも、気分的には全然違う。
やっぱり僕にとっては黄金の10日間なのだ。
そして今日の木曜日はその前日。
朝からぱっとしない天気に見舞われた。
今にも雨が落ちてきそうな空模様である。
一応、傘を抱え、自転車に乗って出勤した。吐く息が白い。
今日も分刻みの日程が続いてゆく。
午前中、東京から来青した某コンサルティングと綿密なる情報交換。それを持って昼休み上司に報告し、その足で午後の会議へと雪崩れ込む。
外は風が強い。
春の嵐みたいだ。
市内の中央部にあるオフィス4階のトイレに入り、用を足しながら、暫くの間、窓から八甲田の山並みと灰色掛かった街を眺めていた。
薄っすらと、山頂付近に真っ白な雪が被っている。もう、八甲田を抜けて十和田方面へと抜けるルートも開通したようだ。
明日から新幹線も再開する。我がセクションではそのオープニング・イベント準備で今日もまた大忙し。
夕方4時から始まる某経済会議まで、少しの間、時間が取れたので、オフィスがある4階のディスクに腰を降ろし、いつもより忙しい速度で流れる灰色の雲を眺めながらパソコンのキーボードを叩く。
会議はようやく5時半に終了。
どっと疲れが出た。
まるで重い錘(おもり)を手足に付けて一日中歩いているよう。
会議が開かれたホテルから駆け足で家へと戻り、そのまま車庫から車を出して市の郊外部まで向かった。
所用を終え、激しい風が吹き荒れる夜の街を走った。
郊外のTに寄り、西村賢太の最新文庫、「廃疾かかえて」と「一私小説書きの弁」を買う。
小雨がぱらつき、一向に風は収まる気配がない。
明日から大型連休じゃん、もっと楽しくウキウキしろよ。
そう、もう一人の自分が囁く。
10年間、一向に進んでいない、原稿用紙100枚で完成となる小説でも書いてみろよ。まだ途中で投げたまま、ほったらかしにしてる、あの小説のことだよ。
お前は、一篇の小説すら書きあぐね、そうしてグダグダしてるだけじゃねえか。
脱け出すんだろ?
一刻でも早く、この街から脱け出したいんだろ?
だったら、未完成のままで10年も経っている、その小説を最後まで書き上げてみろよ!
車に乗り込み、「セックス・ピストルズ」の「勝手にしやがれ」を聴きながら、家路を急ぐ。
一曲目が「Holidays in the Sun」。
なんで、急に「セックス・ピストルズ」が聴きたくなったんだろう?
激しいギターのノイズと、ジョニー・ロットンの叫びが、冷えた車の中に響いてる。
俺には「太陽の休日」なんて無用だぜ
俺は新しいベルセン(ナチスの収容所があった場所)に向かいたい
そしていくらかでも歴史を知りたいんだ
いま俺は手頃な経済を手にしてる
いま理由がわかった 理由がわかったんだ 理由がわかった
でも俺はまだ待ちぼうけをしてる
理由がわかったんだ
待ってる理由、それはベルリンの壁だ
風の音がする。
春の嵐のような、激しい風が夜の街を駆け抜けてゆく・・・。
明日から、黄金の10日間が始まる・・・。