全国のアニメなどの聖地#07(中国・四国地方)
【はじめに】
今回は、中国地方、四国地方が何のアニメの舞台になったのか、そしてそれらに対してどのように取り組んでいるのかを紹介したいと思います(中国地方と四国地方を別々に紹介しなかったのは中国地方は5県、四国地方は4県あるためです)。
【鳥取県】
鳥取砂丘で知られている鳥取県は、境港市に漫画家の水木しげる*¹の名前を使った「水木しげるロード」という商店街があります。境港市は水木が育った地でもあり、彼の漫画の原画といった資料が展示されている「水木しげる記念館」もあります。また、鳥取県はPR担当ポケモンとしてサンド*²が起用されていて、県のイベントに時々参加しています。サンドは砂地を好んでいるため、鳥取砂丘がある鳥取県のPR担当に選出されています。
*¹水木しげる・・・日本の漫画家。「墓場鬼太郎」で妖怪を日本中に広めた。享年93。
*²サンド・・・ポケモンの1種類。アルマジロのような姿をしており、アローラの姿が存在する。通常の姿は地面タイプだが、アローラの姿は氷と鋼タイプ。
【島根県】
出雲大社といったパワースポットで知られている島根県は、FROGMAN*³が製作したアニメ作品に登場することが多く、彼のデビュー作である「菅井君と家族石」*⁴は島根県が舞台となっています。また彼の代表作の1つである「秘密結社鷹の爪」*⁵では登場人物の1人の出身地として島根県が登場しており、島根県の観光情報を紹介する番外編も制作されています。
*³FROGMAN・・・Adobe Flashを使用したアニメを中心に制作しているアニメーター。監督や声優、脚本、キャラクターデザインなどを(一部を除き)1人で担当したり、作品にキャラの使いまわしがあったりと低予算で作られているような作風が特徴。
*⁴菅井君と家族石・・・2004年に公開されたWebアニメ。FROGMANの当時の経験が基になっている。タイトルはアメリカの某バンドのパロディ。
*⁵秘密結社鷹の爪・・・2006年に放送されたオリジナルアニメ。「菅井君と家族石」から一部のキャラが使いまわされている。後にシリーズ化、映画化もされており、映画版は制作費といったメタ演出や劇中に実在の企業のロゴや商品が登場するプロダクト・プレイスメントを採用していることが特徴。
【岡山県】
桃太郎ゆかりの地として知られている岡山県は、玉野市が漫画「ののちゃん」*⁶の舞台として登場しています。玉野市は作者の出身地でもあり、市制70周年を迎えた2010年には本作の主人公が市のイメージキャラクターに起用されました。
*⁶ののちゃん・・・1991年より連載中のいしいひさいちによる漫画。新聞連載ということもあり、劇中では時事ネタが含まれることがある。連載当初は「となりの山田くん」という名前だった。
【広島県】
お好み焼きの名産地である広島県は、竹原市がアニメ「たまゆら」*⁷の舞台として登場しており、劇中では竹原市の風景が忠実に描写されています。竹原市にて本作のイベントが行われたり、ラッピングバスが運行されているなど、積極的にタイアップ企画が行われています。
*⁷たまゆら・・・2010年に発売されたOVAをはじめとするオリジナルアニメ。写真好きの女子高生とその友人たちの日常を描く。
【山口県】
全国から多くのフグが集まる地として知られる山口県は、宇部市がアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」*⁸の舞台の1つとして登場しています。また、作品の完結編にあたる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では宇部新川駅が劇中の重要な場面にて登場し、公開後にファンが駅に集まりました。
*⁸新世紀エヴァンゲリオン・・・1995年に放送されたオリジナルアニメ。ガンダムシリーズと並ぶ日本のロボットアニメを代表する作品。
【香川県】
自ら「うどん県」と名乗るほどうどんの名産地として知られる香川県は、小豆島が漫画「からかい上手の高木さん」*⁹の舞台となっており、また観音寺市がアニメ「結城友奈は勇者である」*¹⁰の舞台である讃州市のモデルとなっています。「からかい上手の高木さん」は2022年以降小豆島の祭りにてコラボイベントを行っており、また「結城友奈は勇者である」は観音寺市にて声優陣によるトークショーをたまに行っています。また、香川県にはPR担当ポケモンとしてヤドン*¹¹が起用されており、「うどん」と「ヤドン」の響きが似ていることから選出されています。小豆島では「からかい上手の高木さん」、またヤドンをラッピングしたフェリーを高松までの航路にて運行しています。
*⁹からかい上手の高木さん・・・
*¹⁰結城友奈は勇者である・・・2014年に放送されたオリジナルアニメ。ライトノベル「鷲尾須美は勇者である」の後日譚にあたる。
*¹¹ヤドン・・・ポケモンの1種類。しっぽで釣りをするマイペースなポケモン。
【愛媛県】
道後温泉で有名な愛媛県は、松山市周辺がドラマのロケでよく使用されています。そして松山市を舞台にした小説「がんばっていきまっしょい」*¹²のアニメ映画版が2024年10月に公開されるのに向けて、2024年6月に松山市が公式で聖地紹介をするサイトを立ち上げました。
松山市の聖地紹介サイト「松山聖地巡り」:https://dandanmatsuyama.com/
*¹²がんばっていきまっしょい・・・1996年に発行された敷村良子による小説。ボート部で活動する5人の女子高生たちの姿を描く。
【徳島県】
阿波踊りで有名な徳島県は、現時点ではアニメなどにおいて目立った聖地はありませんが、アニメ制作会社ufotable*¹³の徳島支社が徳島県の町おこしに深く関わっており、徳島県新町にアニメ作品専門の映画館である「ufotable CINEMA」をオープンしたり、「マチ★アソビ」というアニメのイベントを定期的に開催しています。
*¹³ufotable・・・日本のアニメ制作会社。ゲーム「Fateシリーズ」のアニメ版やゲーム「テイルズオブシリーズ」の一部作品におけるアニメパートの制作で知られている。
【高知県】
坂本龍馬の生誕の地として知られている高知県は、香美市が漫画家のやなせたかし*¹⁴の出身地であり、そこには「香美市立やなせたかし記念館」という彼の資料を多く展示している美術館があります。その中には「アンパンマンミュージアム」という彼が生み出したアンパンマン*¹⁵とその仲間たちのアートが飾られている場所があり、アニメ好きだけでなく親子にもおすすめしたい場所です。
*¹⁴やなせたかし・・・日本の漫画家で、絵本作家や作詞家でもある。アンパンマンの楽曲の大半は彼が作詞したものであり、どれも深い歌詞なので、もし自信を無くして挫けそうになったら聞いてみよう。享年94。
*¹⁵アンパンマン・・・やなせたかしが生み出した、やなせの絵本や漫画に登場するキャラクター。やなせの戦場での経験が基となっており、そこには弱者に食べ物を与えるのが本当の正義であり、自己犠牲の精神を持つことが大事といったやなせの思いが込められているらしい。
【おわりに】
いかがでしたか?今回は中国地方と四国地方の聖地について紹介しました。次回は九州地方の聖地について解説していきます(次回で最終回ではないぞよ、もうちょっとだけ続くんじゃ)。
【画像引用元】
図1:https://mizuki.sakaiminato.net/road/road_pages/mizuki_world/
図2:https://local.pokemon.jp/gallery/desc/2108
図3:https://www.city.tamano.lg.jp/site/lifeoftamano/9702.html
図4:https://x.com/takehara_city/status/365768241852854272
図5:https://www.jr-odekake.net/eki/photo?id=0802014
図6:https://www.coolkagawa.jp/news/entry-1650.html#group=nogroup&photo=0
図7:https://yadon.my-kagawa.jp/traffic/
図8:https://anpanman-museum.net/guide/museum.html
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