文部科学相の諮問機関、中教審の部会で、教員免許取得に必要な大学の科目のうち、「憲法」を含む一般教育科目の廃止を求める意見が出ている。教員志願者の増加のため、免許取得に必要な単位数を減らすという意図のようだが、志願者から憲法を遠ざけていいのかという懸念の声が上がる。(西田直晃)
◆「4科目の廃止も含め見直しを」
「廃止の可能性がある、というところ。憲法それ自体は大事だが、2単位と義務付けられた現状をどう考えるかも議論の対象だ」
将来的な「憲法」の廃止について、文科省教員免許・研修企画室の石川仙太郎室長は「こちら特報部」の取材にこう回答した。
教員免許取得には、教職課程に組み込まれた教科や教職に関する科目のほか、「憲法」「体育」など4種類の一般教育科目を履修する必要がある。4科目の廃止に触れた意見が出たのは...
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Harubee 5月31日9時18分
まるで、現政府は今の憲法を知ることは不要と言っているかのように受け取れる。教員の成り手が少ないから教員へなるハードルを下げる、などと言う発想がどこから出てくるのか全く理解出来ない。これは、教員の質を下げることに繋がり、結果として教育の質の低下に結び付く。教員試験が難しいから成り手が無いのではなく、劣悪な労働環境とそれを改善しようとする姿勢が見られないからであると私は思う。
これでは教育を受ける生徒達の学力の低下を招き、ひいては国全体の知識力の低下に結び付くと思う。
正に国益に逆行するものと言えるのではないだろうか。
それとも、現政府はどんな手を使ってでも、今の憲法を学ばせたくはないのかな。
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