製造業の自動化やDXで、外資コンサルは基本的に使えないと思っている。勿論、使える外資コンサルもいると思うし、今から述べる事に当てはまるのであれば、日本のコンサルであっても使えない。
自動化やDXコンサルは体系化されたフレームワークやベストプラクティスを強みにしているが、日本の製造業は「非線形な最適化」の世界であることが多い。
熟練者の判断、微調整、音や振動で感じ取る非言語的ノウハウが品質を支えており、それらはPowerPointで可視化できる範囲を超えている。
抽象モデルだけで語っても、現場の実態とは乖離する。
ROI計算は得意でも、PLCやモータ、センサ、リアルタイム制御といった物理層を理解しない限り、本質的な改善はできないと思う。
現場に入り込み、現場のエンジニアに伴走して得た知識を盛り込んだプレゼン資料であれば価値があるが、それ以外の資料は価値が無い。