番組の中で脱会した信者を社会が受け入れない問題も課題との話もあったが、これにはオウムの教義と麻原家族の一部にも問題があると思う。麻原家族は2000年のアレフ発足の直前に、三女や次女が起こした住居不法侵入事件の後、それまでと異なり教団(アレフ)に正式に籍を入れなかったが(三女次女は保護観察、次男長男は児童相談所に収容される立場となり、社会的に理由で入れることができなくなったのだと思う)、脱会した(入会しない)状態でも信仰を保ち、2003年前後からは、三女と妻が中心となって教団を外から裏支配して(裏支配は団体規制法違反)、麻原絶対の路線に回帰させた事実がある(公安調査庁・公安審査委員会に加え、国と三女、アレフと三女、滝本太郎弁護士と三女などの各裁判で認定されて確定済みの事実。私を含めた当時の多くの幹部が実体験したことでもある)。オウムの教義では麻原の子息は全ての弟子の上に置かれており、それは社会的な理由で教団に籍をいれようといれまいと違いはないからである。これは、滝本弁護士が指摘するように、本当の脱会者には迷惑なことであるが、脱会しても信仰を保つ信者達=脱会信者がいることはおろか、脱会している麻原の家族が教団の事実上の中心であるという理解を幅広く関係者に植え付ける一因となったと思う。次男は2000年には6歳、2003年にはまだ9歳。三女は、2004年前後、教団を裏支配しながら、大学の入学拒絶に対する損害賠償請求裁判で、教団には関与していないと虚偽の証言し、結果として勝訴している。 教団の裏支配の主導者は、2014年頃に、教祖からかねて2代目教祖との後継指名を受けていた次男が成人すると共に、次男の教団復帰に反対した三女らに取って代わることになったが、今現在の次男の問題は、それ以前の麻原家族の一部の教団の裏支配が背景にあり、次男はそれを引き継いだ面があるのだ。
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