アンビル星人のモビリティショー2025レポート【車両以外編】モビリティショーでSF的“カッコいいもの”と電ホビ的に気になる所を探したら見所ばかりでとりとめがなくなりました
普段はあまり目にしないモビリティ周辺メーカーさんの展示も楽しいですよ
西3-4のホールは「部品・機械器具」の展示で、一般公開日は「何のメーカーか解らない」ブースも多くなり飛ばし気味になるかとおもいますが、この時こそ知ってもらうチャンスと頑張っているメーカーさんも多数あります。
デンソーさんはパワステなど車載電装部品の大手ですが、EV化でその活躍の範囲を拡げています。ブースでは大画面で自動運転を体験できる4人乗りのシミュレーションカーや映像と連動した模型、体感シアターで一般のお客さんを楽しませてくれます。
カヤバさんはショックアブソーバが有名なメーカーさんですが、こちらは子供向けを中心にパワーショベルなどに自社製品がどう生かされて、未来に繋がるかを体験を中心に解りやすく展示されています。ノベルティくじ用のミキサ車モデルは、内部の理屈は知ってはいても可視化されると驚くほど解りやすかったです。
軸受け部品の大手、日本精工さんは展示の他にベアリング組み立て体験を実施。最後の休日は並ぶかも知れませんが、出来るだけ多くの方に楽しんでもらえる様にしているそうです、楽しいですよ!
体験させて頂いた戦利品がこちら、どちらも結構ウレシイ(笑)。
車両メーカーさんではありませんが「SF的でカッコいい」コンセプトカー「FLESBY HY-CONCEPT(フレスビ― ハイ-コンセプト)」を展示されていたのが豊田合成さん、5代目だそうですが過去のコンセプトカーに比べてかなり「強そう」。ポータブル水素カートリッジで駆動し、リサイクル材料を多用することを目指しているそうです。
最後は今の子供は羨ましいなぁ…と言う話
前回のJMSでも話題になった「キッザニア」とのコラボ「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」が今年も南4ホールに設けられています。前回は少々「何をしたらいいのか…」という感じのメーカーさんがいたように思いますが、2回目ともなると各社かなりこなれた感じ。
日産さんのボディ成型体験(モデラーおなじみのヒートプレス!)や、日本自動車販売協会連合会さんの整備体験、トヨタさんの金属加工体験など大人でも楽しそうで羨ましい限りです。
なかでも工業製品全ての基本とも言える鋳造などを、本格的な雰囲気で楽しめるのがマツダさんの体験。砂型を造り、型に金属を流し込み(さすがにこれは職人さんの作業を見学)、形になった素材をピカピカに磨き赤色を吹付塗装と、完全にボディ製造の一連を学べます。
モーターショーの頃から出展されており気になっていた日本カーモデラー協会(JCMA)さんも「KidZania」に体験コーナーで出展されていました。カーモデラーといっても電ホビ読者の知る趣味の事ではなく、車両をデザインする工程のなかでクレイ粘土で精密な検討モデルを造るお仕事です。CGが基本の時代に今も重要な工程であり続けるのはなんだか嬉しくなります。体験では卓上サイズに加え、実物サイズのクレイモデルを削る体験ができるそうです(デジタルの体験もあります)。実はこの仕事に憧れていた時期がありました、ほんと羨ましいなぁ。
ということで「車両編」に続きジャパンモビリティショー2025から「SF的でカッコいいもの」と、後編は電ホビ的なものを求めてレポートをお届けしました。
もはやバブル末期の凄いコンセプトカーや華やかさはありませんが、今の空気感に添って考え抜かれた「SF的かっこよさ」はやっぱり地に足が付いた迫力を感じますし、なんか未来は明るいかもって思えて気持ちが軽くなります。会期はあと2日足らずですが、ご都合が合えば訪れることをオススメします。ただ脚が痛くなるのは覚悟しましょう、広いですよ。
プロフィール
アンビル星人 (安蒜 利明)
「模型情報」をはじめ3誌のアニメ・特撮・ホビー雑誌編集長、黎明期のガレージキット企画責任者、ゲームプロデューサー、コスプレ誌・携帯情報誌・コミケ系オタク漫画誌編集長、iモードサイトプロデューサー、ボカロ雑誌・小説・コンサート製作担当、フィギュア企画、そしてアニメ聖地権利元担当などなど…究極の”サブカル器用貧乏”キャリアを経て、現在は第二の人生を模索中(笑)。
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