アンビル星人のモビリティショー2025レポート【車両以外編】モビリティショーでSF的“カッコいいもの”と電ホビ的に気になる所を探したら見所ばかりでとりとめがなくなりました

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前回の【車両編】はモビリティショー2025(以下:JMS)の前身である「モーターショー」を色濃く残した部分をレポートしましたが、後編は大手車両メーカーの「車両以外」と、JMSの新機軸であると共に今後の目玉ともいえる「Tokyo Future Tour 2035(以下:TFT)」や「キッザニア」。加えて自動車関連メディアでもあまりピックアップされない「部品・機械器具」などを交えて、引き続き「SF的にカッコいいもの」や電ホビ的に気になるところをご紹介しようと思います。


▲入場口写真(東ゲート)


会期も最後のあと数日を残すのみになりましたが、行かれる方の参考になれば幸いです。


⇒Japan Mobility Show 2025


「車両編」で紹介仕切れなった車両メーカーのちょっとカッコいいもの

車両とは異なる展示が多く紹介しきれなかった代表格はホンダさんです。そのなかで特に話題だったのは「サステナブルロケット」の展示ですが、これはすでに打ち上げ実験もしており今やそこにあるリアルです。とはいえ、なんといっても展示されているのは実機! なのでやはりその迫力に圧倒されます。上端4枚の黒い部分が制御翼でそれを説明するCG画像もなんかカッコいい。

▲ホンダ サステナブルロケット(東4)
▲ホンダ サステナブルロケット解説(東4)


実用機なので本来はこのレポートの趣旨からは外れますが「HondaJet Elite II」の実物大モックアップもそそられました。前回も展示されていたにもかかわらず今回も順番待で、時間が無く機内が観られなかったのが残念。

▲ホンダ HondaJet Elite II(東4)


車両以外でコレは大好き!と思ったのは「BOAT CONCEPT」のデザイン。黒い部分を赤や青などトリコロールカラーにしたら「流星号」か「スカイヤーズ号」か…というデザインでもうほとんど60年代アニメのヒーローの乗り物です。本来は「大型船外機 BF350」の展示なんですが、このコンセプトボートが普通に海上を走る未来に早く来て欲しいです。

▲ホンダ BOAT CONCEPT フロント(東4)
▲ホンダ BOAT CONCEPT バック


日産さんは報道されている状況故かSF的かっこよさがかなり少なく残念でした。とはいえ、電動の「e」ではありますがフォーミュラーカーカテゴリーの車両を展示していたのは日産さんだけだった?ように思うので今後に期待です。

▲日産 Formula E Team Nissan e-4ORCE 05(西1)


そんななかでSF的と言うよりも電ホビ的に面白そうと思ったのは、クルマの位置情報を立体で可視化する「ジオラマナビ」。実在の地形を模したカフェテーブル大のジオラマ上を豆粒大のミニカーが動く様は観ていて飽きません。横浜市みなとみらい地区での自動運転サービスの実証実験に向けて準備しているそうですが、これを観るためだけに乗りたくなります。操作パネルがレトロなカーラジオ風なのも泣かせる! 展示はありませんでしたが実験中という「管制ジオラマ」(動画は下記)も面白い! これは楽しい未来だって思います。

⇒Punkが導くイノベーションの未来 _ イノベーション _ 日産自動車企業情報サイト

▲日産ジオラマナビ(西1)
▲日産ジオラマナビ/本体(西1)


まさに近未来SFを体験できる「Tokyo Future Tour 2035」

このエリアで一番目が離せなくなったのは入ってすぐに展示されていた富士通さんの「量子コンピュータ」! もちろんモックアップで、普段は本社のテクノロジーホールに展示されているものだそうですが、この“天井から吊り下がった”構造と、どこかレトロフューチャー感のある繊細なSFガジェット感がたまりません(笑)。量子コンピュータの実用化がもたらすモビリティの未来をテーマにした出展です。

▲富士通 量子コンピュータ展示(西2)

▲富士通 量子コンピュータ/モックアップ


同じく入り口付近には岩谷技研が目指す「宇宙遊覧フライト」の飛行試験で使用したキャビンが展示されています。少々無骨さも感じる脱出ポッドの様なSF的かっこよさと、対照的なラグジュアリーな機内にリアリティを感じます。気球による有人飛行としては国内最高となる高度20,816mに到達した10号機だそうです。

▲岩谷技研 有人宇宙遊覧用キャビン(西2)


SF的にかっこよさそうなもの…というかガッツリSFなのが「車両編」でも少しご紹介したヤマハさんの「Y/AI(ワイエーアイ)」実物大コンセプトモデルの展示です。「Y/AI」は100年後の未来の東京を舞台にしたNetflixアニメ 「Tokyo Override」に登場するレースマシンです。

▲ヤマハ×Netflix「Tokyo Override」 Y/AI(西2)


劇中の公道バイクレース「Tokyo Warp GP」は、全チーム共通のベースマシンに対し、AIを乗せるか、人が乗るのか、もしくは協調するのかでリアルタイムで変化する未来都市・東京のインフラに対処しながら勝負するレースを描いています。

▲Netflix「Tokyo Override」


これはぜひお話しを聞きたい!と思ったらデザイナーの中村 智さんに直接お聞きすることができました。


「Y/AI」をデザインするに当たってのコンセプトは「今の技術に則った形、スタッフで考え抜いた未来の技術とそこから発想される形という2回の空想を重ねて、さらに今のバイクにできない事を…と考え、そうすると必然的にバイクのデザインって変わるよね」へのチャレンジだったそうです。

▲ヤマハ×Netflix「Tokyo Override」中村さん(西2)


一番見て欲しいところは?とお聞きしたところ「奇抜な格好ですがシートとハンドル、スペック(現行MotoGPマシンの諸元)の3点は今と全く同じなんです、100年後も人の形は変わらないだろうという考えのもと、そこはキープしていますので、実はMotoGPライダーにまたがってもらったらすんなり乗れたんです。人を大切にするのは今も未来も変わらないはずなので、そこを念頭に新しい形を見せることに重きを置いている点です」との事でした。市販されることはないでしょうか?には「100年後なので」と笑われてしまいましたが、動力がリニアモーターなのでその電力さえ確保できたらデザイン的には市販できなくも…と、あくまでも前向きなお返事でした。


さらに詳しく知りたい方はヤマハ公式のこちらでも読めますよ。

⇒TALK SESSION _ Yamaha Motor _ ヤマハ発動機


ブースではライディングシミュレーターの「MOTOLATOR_U(モトレーターユー)」で劇中レース「Tokyo Warp GP」の世界を体験できます。これは、もっと多くの人にバイクに乗る楽しさを知って欲しいと開発されたもので、リアルなバイクのように全身で操作して楽しめます。ご担当の竹野敦郎さんに誘われて体験しましたが、コレ楽しい! 「速いですね」と褒められたのはタダの自慢です(笑)。

▲ヤマハ×Netflix「Tokyo Override」竹野さん(西2)


SF、未来と言えばロボット!ですが、現在のロボット開発は未来の生活に溶け込むことを目指しているためか「カッコいい」とは少し違うベクトルです。

▲TechShare Unitree G1(西2)


そんななかエンタメに振り切ったかっこよさを見せてくれたのは、ロボットではなくパワードスーツっていう感じではありますがロボットライドの「R-FIGHT」です。フル装着のメイン機体「スケルトニクス」はワンダーフェスティバル(2025冬)や各方面での展示、なにより『王様戦隊キングオージャー』のコックピットですでにおなじみですが、

⇒ロボットライド スケルトニクス


こちらは、そのシステムを上半身のみに簡略化、「対戦」スポーツに振り切ったバージョンです。すでに都内のアミューズメント施設などで展開しているのでご存知の方も多いでしょう。

▲ロボットライド R-FIGHT(西2)


下半身が省略されていると侮るなかれ、これ装着してみると想像以上のパワードスーツ感でアガあります! フロントパネル越しにライバルに向かって拳を構えるとまさにパワードスーツパイロットのSF的かっこよさ、オススメです。

▲ロボットライド R-FIGHTの対戦
▲ロボットライド R-FIGHT装着視点(※写真は昨年のRED° TOKYO TOWER取材写真)


今回行けなかった、チケットが取れなかった方も今後各地のアミューズメント施設で体験できる予定だそうなので下記を確認してみるのも良いでしょう。

⇒R-FIGHT|ロボットを装着して対戦する新感覚アトラクション


カッコいい…の方向性がチョイと違いますし、発表済みだったので特に興味がなかった(スミマセン)「ホンダコライドン」と「トヨタミライドン」ですが、実物を見るとやっぱり迫力が違います。『ポケットモンスター スカーレット』登場のポケモンを両メーカーが本気で造る! 日本を代表する企業もここまで柔軟になったという象徴かも知れません。走る姿や「トヨタミライドン」の“変形”が見られないのは残念ですが、これは一見の価値ありです。

▲ホンダ ホンダコライドン(西2)
▲トヨタ トヨタミライドン(西2)


そんなTFTエリアで「え、これ凄くカッコいいけど、やり過ぎてない?」と思った二輪の1台があったんですが、よくみたら先般公開された『トロン:アレス』の「ライトサイクル」でした(笑)。可搬型データセンターを開発・運用しているQuantum Meshさんが展示していました。

PH23 CAP:▲Quantum Mesh 『トロン:アレス』ライトサイクル(西2)


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