選挙に関心が高まっている選挙期間中ですので電子投票関連に付いてちょっとだけ発信させて下さい!

 

内容は主に2019年3月8日に行われたエストニアの国政選挙についてとなります。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/2019_Estonian_parliamentary_election

 

まずは簡単にエストニアの選挙制度につきまして

  • 一院制
  • 議員定数 101議席
  • 任期は2019~2023
  • 12選挙区、比例代表制
  • ドント方式
  • 5%条項あり(全国で5%以上得票しない政党は議席ゼロ
  • 記名票が有効投票数を議席で割った数を上回った候補者は当選(選挙区毎)
  • 残りの議席は各党の得票率と記名票数から算出して割り当てる
主な数値データ
  • Eligible voters 有権者数: 88万7420人(全人口130万人)
  • Voted 投票者数: 56万5045人(63.7%)
  • Valid ballot papers 有効投票者数: 56万1141人(投票率63.2%)
  • Invalid ballot papers 無効数: 3904票
  • Advance voters 期日前投票数: 9万9177人(17.6%)
  • Home voters 自宅投票数: 5127人
  • Internet voters 電子投票数: 24万7232人(43.8%)
  • Voted in foreign states 在外投票数: 2107票
 エストニアの政党で大きいのは「改革党」「中央党」「人民党」「祖国党」「社民党」となります。この5つの政党で9割を占めます(他にはエストニア200とか緑の党とかあります)。
 
 
 ここで、注目頂きたいのが、人口130万人で投票者数56万のうち25万人の人が電子投票で投票を行っていると言う事実です!
 
 全世界で動的電子投票(選挙管理側が電子的に集票するのを静的電子投票と私は定義しております)を行えているのは現在エストニア国のみとなります。
 
 携帯やPCから投票している人の推移をグラフにまとめてみますと、
 
 上図のようにものすごい勢いで伸びていることが分かります!
 
 分析を続けますと、
 
 
 こちらが国全体の各政党の勝利したエリアとなります。
改革党が幅広い支持エリアを持ち、現ラタス首相のいる中央党が北東部(直ぐ隣はロシアのザンクトペテルスブルック(サンクト・ペテルブルク)があります)、南部は人民党がエリアを持っている結果となります。
 
 これを電子投票別に見てみますと、
  • 電子投票を除いた場合
 
 人民党(右派)が第一党となりました(全体的には第3党の位置・・・)
  • 電子投票のみの結果
 
 おお、凄いですね、圧倒的に改革党が支持される結果となります。北東部は中道右派の中央党が岩盤となっておりますね(^^
 
【結論】
  1. 電子投票に強い政党が第一党(中道右派)、第二党(中道左派)を占めた。
  2. ロシア国境の1選挙区はロシア系住民が多く、電子投票。投票所投票の両方で強い。
  3. 右派である第三党は電子投票に弱く、地方では強い。
と言うのが今回のエストニアの総選挙であったと考察致します!
 
私は日本でも動的電子投票が速やかに行われることを訴え続けて参ります!!
 
さて、最後に、なぜトップを力士のイラストにしたかの説明をしますと。
 
 
 はい、そうなんです、本名カイド・フーヴェルソンこと元大関の把瑠都関が母国エストニアで国会議員に選出されたのです!!!ドキドキドキドキクラッカークラッカー
 
 中央党所属となり、中道左派、ロシア系エストニア人の支持が多く、農民の味方ということを公約に当選されました。
 
 なお、本来は当選ラインに届かなかったのですが、改革党のカヤ・カラス党首が第一党になったのに組閣失敗しまして、引き続き中央党が主導の政権になり・・・中央党から大臣を出すことになり、大臣になると国会議員ではなくなる仕組みでして、繰り上がりでバルト関が無事国会議員へと昇進と言うことになりました!!!
 
 バルト関のますますのご活躍を記念致します!!!
 
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