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生理痛でしんどい彼女と生理に理解ある彼/Novel by 月乃くも

生理痛でしんどい彼女と生理に理解ある彼

2,501 character(s)5 mins

ある日の休日,のんびりしていると彼女が突然甘えてくる。
そんな様子から彼女が生理だと知った彼は,ベッドまで運んで彼女に寄り添ってくれます

アレンジ等は自由です

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(自由に過ごしていると彼女が近づいてくる)

ん?どうした?

(「ギューしていい?」)

ギュー?いいよ。
向き合ってギューする?それとも後ろから?

(「私が後ろからギューしたい」)

あぁ,君が僕のことを後ろから抱きしめたいのね。分かった。
じゃあ背中くっついて?

(彼女,背後に座る)

で,手お腹に回していいよ。

…なんかあったの?

(「なんで?」)

なんでって,だって僕の背中にほっぺ,スリスリしてるから。
何か伝えたいのかなって思って。

(「…生理来ちゃった」)

生理?
あぁ,そういうことか。

お腹,痛くない?

(「お腹は少し痛い。あと体がだるい」)

少し痛い?それと体がだるい?

めまいはどう?

(「少し」)

少しする?
そっか,じゃあ体かなりしんどいね。
薬飲んどく?

(「さっき飲んできた」)

飲んできたんだ。偉いじゃん。

じゃあさ,このままギューしてるのもいいけど,少しベッドで横にならない?

(「でも…」)

大丈夫だよ,僕も一緒に行ってあげるから。ね?

(「うん」)

じゃあ抱っこしてベッドまで連れて行ってあげる。

(「歩けるよ」)

体だるいなら,歩くのしんどいでしょ?
遠慮しなくていいから,いつもみたいに甘えておいで。

(「うん」)

じゃあ抱き上げるよ。
よいしょ,っと。

(ベッドまで歩く)

ゆっくり降ろすよ。

…はい,じゃあそのまま横になって,ちゃんと毛布かけてお腹冷えないようにしないと。

(「横来て」)

横ね,わかってるよ。
じゃあ少しだけ,僕が入れるようにスペース作ってくれる?

(「うん」)

ありがとう。

どう?体冷えてない?
僕にして欲しいことある?

(「大丈夫だよ,ありがとう」)

じゃあ突然寒くなったり,必要なものがあったらすぐに教えてね。

(「ねぇ?」)

ん?どうしたの?

(「なんでこんなに生理に理解があるの?」)

なんでこんなに生理に理解があるのって?

(「男の人って生理って聞くとガッカリしたり,文句言うのに」)

男に生理って言うとガッカリされたり,文句言われるのにって?
あー,確かにそう言う男多いかな。

(「でもいつも私が情緒不安定でも寄り添ってくれるし,シーツ汚しても怒らないし,休んでいいよって甘やかしてくれるでしょ?」)

でも僕はイライラしたり急に泣き出したり,情緒不安定でも背中さすって寄り添ってくれるし,生理が漏れてシーツとか汚しても怒らないし,家事とかせずに休んでていいよって甘やかしてくれるから?

(「うん」)

そっか,そうやって君が思ってくれてるなら嬉しい。

でもね,僕も初めは生理のこと全く理解してあげられなかったんだ。

(「そうなの?」)

なんていうか言い訳なんだけど,中学とか高校の保健の授業で生理とかについても取り扱うでしょ?

(「うん」)

僕の学校の保健の授業は男女別で,男子の授業を担当していたのがおじいちゃんだったんだけど,その先生が男尊女卑みたいな考えを持ってる先生だったんだよね。

だから生理について学ぶ時も女の人を馬鹿にするような発言っていうのを正直言ってたし,生理なんて気の持ちようで甘えなんだって常に言ってた。

今思い出すと,何言ってんだって言い返したくなるけど,あの頃は情報源って保健の授業くらいだったから,先生が言ってる事が正しいんだって思ってた。

だから君と出会うまでは,生理なんて体験したことも想像したこともないし,そんな授業を聞いて育ったから生理のたびに休暇取ってる人を見ると,大袈裟だな,仕事休まれて迷惑だなって正直思ってた。

(「そうだよね…」)

ごめんね,こんな話聞いてると気分悪いよね。

でもちゃんと分かって欲しいのは,今はあの時みたいな事はちっとも思ってないよ。

(「本当?」)

だって毎月のように唸るほど苦しそうで,夜もお腹が痛くて泣いちゃうほど辛そうな君の姿を見てると,生理は甘えだとか,大袈裟だなんて思えない。


…君と付き合って数ヶ月した頃,デート中に生理が来て貧血で君が倒れた事覚えてる?

(「うん」)

あの時さ,どうしてちゃんとした教育をしてもらえなかったんだろうって思ったし,今まであんな甘く考えていた事が申し訳なくなった。

…僕たち男は生理を実際に体験するわけじゃないから,どうやってもその痛みを全て分かってあげられるわけじゃないでしょ?

(「うん」)

でもだからって分かろうとしないのは違うと思うし,間違った理解で分かったフリをするのも違うと思うんだ。

だからせめて色々な情報源から調べて学んで,寄り添って,少しでも分かろうとする努力くらいはするべきだと思ってる。

だから僕はネットとか,君にも教えてもらいながら色々と勉強してる。

っていっても,まだ全てを分かってあげられてるとは思ってないから,これから君と過ごしていくうちに徐々に知っていきたい。

これは生理についてだけじゃなくて,君っていう一人の女の子を知っていきたいってこと。

(「そこまで考えてると思わなかった」)

あはは,僕がここまで考えてるとは意外だった?

(「うん」)

そっかそっか。
まぁそんなわけで,それくらい君と向き合いたいって思ってるから,これからもたくさん頼って?

(「なんか申し訳ない」)

申し訳ないなんて思わなくていいんだよ。
だって恋人って,幸せだけを分かち合うものじゃないでしょ?

幸せを分かち合うだけなら,友達っていう関係でもできる。

でも辛い時,苦しい時に支えられるのは恋人にしか出来ないことだし,寄り添いあってこそ意味があるんじゃない?

それに,男って好きな人から頼られると嬉しいんだよ。
だから申し訳ないとか,迷惑かなとか気にせずに,頼って?

(「ありがとう」)

でもその代わり,もし僕が体調悪い時は君が僕のこと甘やかしてね。

(「うん」)

約束ね。

じゃあ今は体調が万全じゃない君が甘える番。
僕に何して欲しい?

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