生理による体調不良と彼の一言で蘇ったトラウマに泣き出す彼女の話
元彼から生理を理由に暴言・暴力を振るわれた過去を持つ所為で、彼からの何気ない一言でフラッシュバックを起こし泣き出してしまった生理中の彼女と、彼女の不安に寄り添ってあげる少し口の悪い彼の話。
コンビニの会計で小銭ぶん投げるタイプの元彼。
フリー台本ですので、ご自由にお使い下さい。
作者名は伏せて頂けると嬉しいです。
【お知らせ】
みんな聞いてくれ、お陰様で投稿数がこれで100本になりました。マジCongrats.
色んな話を作ってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
何書いたか覚えとらんけども、1つでも気に入って頂けたものがあれば嬉しい限りです。
さて、以前チラッとお伝えしたように折角きりも良いので、pixivへの投稿を一度これで終えるよ。
ここまでお付き合い頂きまして、どうもありがとう。
今のところ早ければ、来年の春頃から投稿を再開できればと思っています。
そして今後もTwitterの利用は続けてみますので、何かありましたらpixivなど何処かしらにご連絡下さい。
みんなの想像力があってこその創作です、本当に今までありがとうございました。
それでは、よい卯年を。
知らん間にアカウント消えてたらごめんね
- 697
- 846
- 27,815
(夜、仕事が終わり帰宅した彼)
(暗い部屋の中にソファで眠る彼女を発見)
(明かりを点け、彼女の身体に毛布を掛ける彼)
(その気配に目を覚ます彼女、生理で体調不良中)
…?
…ぁ…
悪い、起こした
お前ソファで寝るなら毛布くらい掛けとけ、
身体冷やすなっていつも言ってんだろ
ん、ただいま
お前も仕事お疲れ
…で、体調は?どんな感じよ
今日仕事早く上がって来られたんだろ?
生理痛まだ酷いの
…ちょっと楽になった…?
あっそう
…ていうかお前、
帰って来てからずっと寝てたの?
寝癖ついてるけど
…結構寝たな
でも、ゆっくり休めて良かったな
あんま無理すんなよ
……、
…はあ、疲れた…
連勤多すぎだろ、社畜にする気かよ
……、
…?
なにぼーっとして、寝惚けてんの
…今の時間…?
もう8時過ぎてるけど…
なに、何かあった
(体調が少し回復したという彼女に安堵する彼)
(会社の愚痴を呟きながら着替え中)
(対して、まだ寝惚けて反応の鈍い彼女)
(腹痛に耐えながら重怠い身体を起こす)
…あ、そうだ…
起きたら聞こうと思ってたんだった
お前今日、晩飯は?
もう作ってあるの
…?
…いや「えっ」じゃなくて…
晩飯、もう作ってあるのかって聞いてんの
……、
……、
…何で固まってんの…
聞いてる?俺の話
飯作ったの、作ってないの、どっち
…ていうかお前、
帰って来てから何か家のことやったの
部屋の中暗いままだったけど
(やる事を把握する為、彼女に色々確認を取る彼)
(しかし途端、彼の言葉に血の気が引いていく彼女)
(元彼との記憶がフラッシュバックし、身体が固まる)
(震えた声で、小さく彼に返答する)
…あ?なんて?
声小さくて聞こえねえ
……、
…まだ、です…?
何で急に敬語なんだよ…
家のことは?何か出来たことある?
……、
…だよな、ずっと寝てたんだし
何も出来てないよな
おっけい
じゃあ、どうしようかな
……、
…まず飯だよな…
っよし、
お前何か食えそう?食欲あるの
もう遅いし、
あるもので適当に作ろうと思うんだけど
お前何食べたい、って…
…は…?
ちょっ、おい…っ
(何かに追われる様にキッチンへ向かおうとする彼女)
(急に焦り出した彼女に戸惑う彼)
(ふら付く彼女の腕を掴み優しく制止する)
待てよ、お前どこ行こうとしてんの
…ご飯…?
いやだから、お前身体つらいんだろ?
寝てていいって
無理するな、ちゃんと休んどけ
…っなあ、聞いてんのかって
何そんなに焦ってんだよ
一旦座れって
そんなふら付いた状態で料理なんて無理だろ
俺が作るからいい、って…
…ぇ…
っ…お前なに、泣いてんだよ…
(気付けば怯えた様子で大粒の涙を流す彼女)
(彼に掴まれた腕を引き剥がそうと抵抗)
(首を何度も横に振りながら謝罪を呟く彼女)
(見た事ない彼女の姿に、彼も動揺し固まる)
…どうしたんだよ
腹痛いか?気持ち悪い?
……、
…ごめんなさいって…
何に対して謝ってんの、
ていうか何で、声震えてんだよ…
……、
…なあ…
どうしたんだよ
何でお前、手こんなに震えてんの…
…?
おい待てって…っ
落ち着けよ、無理に動こうとするなって
危ねえだろ
…だってなに…?
……、
…は?ご飯…?
だから俺が作るからいいって、
何回も言ってんだろ
…?
…殴らないでって…
……、
…お前、本当にどうしたんだよ…
誰もそんな殴るなんて、しないのに…
……、
…なあって…
……、
……、
…っ…
ああ、もう…っ
(当時を思い出し恐怖や不安でパニックな彼女)
(彼の声も耳に届かず、彼にも怯える状態)
(そんな彼女の様子にどうすればいいか混乱する彼)
(半ば強引に抱き寄せ、優しく声を掛ける)
大丈夫だから、一旦落ち着け…
無駄に体力消耗するぞ
……、
…なんで身体こんなに強張ってんだよ…
焦らなくていい、落ち着いて息しろ
大丈夫だから…
……、
…大丈夫だって、誰も殴らねえよ…
さっきから何の話してんだよ
誰もそんなことしねえのに…
…?
…誰?
誰に殴られるって…?
…は…元彼…?
なんで、急に元彼が…
(抱き締めながら彼女の話に相槌を打つ彼)
(耳元で聞こえる彼の声に目を覚ましていく彼女)
(怯えながら縋る様に彼の服を弱々しく握る)
(生理を理由に暴言&暴力を振るわれた過去を明かす)
…は…?
何その話、初耳なんだけど
…っえ、待って
それ実際にされたの?元彼に
……、
…家のこと出来てないと
怒鳴られたり、殴られたりしたってこと?
…生理なんて甘えだって…?
……、
…休んだら「だらけてる」って殴られた…
……、
…何だよそれ…
っ…マジであり得ないんだけど…
…?
ん?なに
(彼の腕の中で落ち着きを取り戻していく彼女)
(「…嫌いにならないで…」と泣き縋る)
(元彼への怒りを抑えつつ、彼女を包み込む彼)
はあ?
嫌いにならないでって…
こんなことで嫌いになる訳ねえだろ
俺はそんな奴とは違う
お前のこと、絶対そんな風に扱わない
だから大丈夫、もう泣くな?
お前が泣いてると俺まで悲しくなる
…絶対に大丈夫、心配すんな…
(元彼に植え付けられた恐怖に囚われる彼女)
(尚も涙声で何度も「嫌わないで」と懇願する)
(その様子に、一度抱き締めていた腕を解く彼)
(彼女の目を見詰め、優しく声を掛ける)
なあ、俺の話聞いて
その元彼に言われたり、された事って…
たぶんお前の中でトラウマみたくなってると思う
昔のこと思い出すと怖いよな?
不安になるよな?
…でも、思い出してよ…
お前は今、誰と付き合ってんの?
お前の彼氏って誰?
…大丈夫、答えてみ?
お前の今の彼氏は誰?
……、
…でしょ?
俺今までお前に、生理がどうだとか
生理くらいなんだとか…
意地悪言ったり、殴ったりしたことあるか?
…ないよな?
それってさ、何でだと思う?
……、
…分かんないか、そうだよな…
(不安そうな表情で彼を見つめる涙目彼女)
(安心させるようにゆっくり言い聞かす彼)
(彼女の濡れた頬を拭いながら微笑みかける)
俺も所詮は男だから、
結局想像でしか話せないけど…
生理って色んな症状が出るんだろ?
腹痛とか吐き気とか、怠さとか…
でも女の子はさ、そういう痛みに耐えながら
普段通り過ごさなきゃいけなくて…
それって、すごい大変なことだと思う
俺たち男が思ってる以上に
…薬飲んだり、何とか痛みを誤魔化しながら
色んなことに耐えて
一日頑張って過ごしてる訳でしょ?
…俺的にはさ…
恋人がそんだけ頑張ってたら
こうして家に帰って来てくれるだけで、
十分じゃんって思うんだよね
百点満点なわけ、分かる?
生理なんて定期的にくるものだし、
みんな好きで痛い思いしてる訳じゃない
めちゃくちゃ身体つらいのに
無理しなきゃいけない時もあると思う
…だったらさ…
家の中でくらい、自分のこと甘やかしたり
自分に優しくして欲しいって俺は思うわけ
(子供を励ますように明るく話しかける彼)
(彼の言葉に恐怖が徐々に薄れていく彼女)
な?お前だって今日、
めちゃくちゃ頑張ったんだろ?
午後にLINEくれたもんな、
「痛すぎて死んじゃうかも」って…
変なスタンプと一緒に送ってくれたもんな?
一日耐え切って、こうやって
頑張って家に帰って来てくれたんだから…
もういいじゃん?何もしなくて
お前が出来ないことは俺がやればいい、
お前がやりたくないことは俺がやればいい
ただそれだけの話
…な?だから安心しろ
俺は生理が甘えだなんて思わないし
休んでるからって「だらけてる」とも思わない
…こうやってお前が泣いてても、
ウザいなんて1mmも思わないし
殴って黙らせようなんて、
そんなクソみたいな思考にもならない
…ん、本当…
俺がさっきお前に、飯の事とか
家のことやったかどうか確認したのは
単にやらなきゃいけない事、把握したかっただけ
掃除とかやろうと思ってたから
…そう、本当にただそれだけ
お前を責める為に聞いたんじゃない
だから大丈夫
怖がらなくていいし、焦らなくていい
…もう十分頑張ったんだ…
頼っていい人が傍にいるんだから…
家の中でくらい、思う存分頼って甘えろ
いいな?
(涙目で嬉しそうに小さく頷く彼女)
(「…ありがとう…」と彼の手を握り締める)
(ようやく落ち着いた様子の彼女に安堵する彼)
ん、よし
悪いな、さっきの…
俺の聞き方もだいぶ怖かったよな
嫌なこと思い出させて悪かった
元彼の話もありがとな、話してくれて
聞けて良かった
…いや本当に今、マジで心の底から
お前と付き合えてて良かったと思った
そんな奴と一緒にいたら
きっといつか、お前壊されてたと思うから
…な、本当に
俺もお前と出会えて良かったよ
……、
…大丈夫?落ち着いたか?
つらくない?
…ん、ならいい…
……、
…えっと、それでさ…
悪い、だいぶ話脱線したんだけど
お前食欲ってどんな感じ
何か食えそう?
俺今から飯作ろうと思うんだけど
…ん、分かった
じゃあパパっと作って来るわ
お前はもう少し横になってな
出来たらここまで持ってくるから…
ん、分かった
じゃあちょっと行ってくる
…今日もお疲れ、ゆっくり休めよ…
(彼女の頭を軽く撫で、キッチンへ向かう彼)
(彼の言葉に甘え横になる彼女、安心)
堤つづみさんの作品が大好きです。再開される日を楽しみにしています。 どうかアカウントが消えませんように願っています。