なぜゲーム廃人はトラックボールを使わないのか?
トラックボールが疲れないという話はガジェット界隈で有名だが、この話は直感にかなり反していると感じる人は多いと思う。
本職はトラックボールを選ばない
自分は大学時代、大半の時間をPCゲームに注いできた。さて、PCゲームはマウス操作がメインであり主戦場なのだが、興味深いことにマウス操作で疲れたと感じたことが今までにないし、そのような話を聞くことはなかった。
FPSというかなりマウスを酷使するゲームでもそういった話は基本的に聞かないし、MMOでも基本的に聞かない。ほとんどの場合、体力が先に尽きる。(余談だが、MMOはTime to Winのゲームなのでいかに疲労を少なくするかが割と重要なのだが、そこではトラックボールは使えないという共通認識があった)
このような環境で過ごすと、ガジェット界隈でトラックボールが持ち上げられてるのは不思議な現象に思えた。
理論上はトラックボールの方が疲れる
マウスというのは様々な稼働部、つまり関節を使って操作する。腕、手首が基本でありつまみ持ちであれば指も入る。このため、マウスは負荷が分散する。
また、マウスは精密な動きに長けている。精密な動きが得意ということは、多少感度を上げても問題なく操作できるということである。
しかしながら、トラックボールは負荷が親指の付け根1点に全集中する。このような状況は直感的に良くないと分かるはずだ。しかも、トラックボールというのは精密な動きに弱い。マウスと異なり稼働範囲が狭すぎるためだ。
このような状況から鑑みると、トラックボールは逆張りでありマウスこそが順張りなのである。
本題
結論から言うと、ビジネスパーソンとゲーマーでは求められるマウスの動かし方が大きく異なるというのが一番の原因である。
ゲーマーは共感できると思うが、ゲームでマウスを上下移動させるシチュというのは基本的に来ない。大抵のゲームはキャラを動かす設計になっているが、上は大体空なので情報が無いし、下に関しては自然と視界に入るのでもっと見ない。
これに比べて、ビジネスでは話が変わってくる。ビジネスというのはソフト上でカーソルを動かすものなのでどちらかというと上下移動の方が操作として多い。大抵のソフトは上下に操作ボタンが多く配置されるので。
そして、マウスというのは上下移動にものすごく向いていない。普通の持ち方であればマウスを上下に動かす場合、肘を押し引きしなければならない。この操作は割と負荷が高い。押し引きの場合、腕の全体重を動かさなければいけなかったり、稼働部を固定できない、また慣性が効きづらいのが理由として考えられる。
ところがトラックボールは稼働部が指一本しかなく、小さい操作で全てを完結させるためこの難点が発生しない。僅かに上下の方が操作負荷が高そうだが、大した差ではない。このため、横軸の移動という観点で見たらマウスの圧勝なのだが、縦軸の移動が入ってくるとトラックボールに優位性が生まれてくるということになる。
ショートカットマスターすればマウスの優位性が出てくる
先ほど、多くのソフトは上下に操作ボタンが配置されているから上下移動が優位であると書いたが、これはショートカットでも操作が可能である。実際ブラウザはカーソル移動無しでも快適にブラウジングができる。
Excelレベルになると結構難しいが、マウスを使いこなすにはショートカットの理解が必須になってくるとも言えるかもしれない。


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