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事件の10年前に幼い長女亡くす 名古屋の主婦殺害容疑者、動機解明へ

2025年11月7日 05時10分 (11月7日 08時38分更新)
 逮捕から1週間。殺人容疑で逮捕されたアルバイト安福久美子容疑者(69)の動機は明らかになっていない。安福容疑者は事件前に幼い長女を亡くしていたという。名古屋・西署捜査本部もこうした家庭環境を把握し、慎重に調べている。

現場検証に立ち会った安福久美子容疑者(左)=11月1日、名古屋市西区で

 関係者によると、安福容疑者が長女を亡くしたのは事件の10年ほど前。幼稚園に通っていたが、血液の重い病気を患った。逮捕時と同じ名古屋市港区の一戸建てで暮らしていたが、同居する親族との折り合いが悪く、近くのマンションに引っ越したという。近所の男性は「親族から長女を亡くしたことをひどく叱責(しっせき)され、落ち込んでいたと聞いた」と明かす。
 捜査本部によると、事件当時、生活関連商品を製造・販売する名古屋市内の会社で事務の仕事をしていた。事件後も男児2人を...

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