千葉県銚子市発注の道路工事などの入札を巡り、公示価格などの情報を業者に漏らしたとして、書類送検された銚子市職員について、千葉地検は10月31日、起訴しました。
官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは、いずれも銚子市職員の中山剛夫被告と大岩武智被告です。
千葉地検によりますと中山被告らは9月、市発注の道路工事に関する入札情報を工事業者2社に漏らしたとして書類送検されていました。
また、入札情報を聞きだしていたとする乙邊工業の会社役員、乙邊信哉被告と小林建設の会社員、伊豫惠一被告も、10月31日付で公契約関係競売入札妨害の罪で起訴されています。
市職員の起訴を受け、銚子市の越川信一市長は「市民の皆様に心からお詫び申し上げます。入札制度などを見直し、再発防止策を徹底していきます」とコメントしています。