「お母さんやめます」と思っちゃダメですか?子育てに悩む母たち 約8割が「やめたい」と考えたデータも 当事者たちの悲鳴と原因、計り知れない重圧の中身
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先日、SNSのある投稿が話題になった。子育て中と見られる母親のもので「お母さん やめます。約束破られたり 嘘つかれたり もう無理だ」などとつづり、家事や学校の準備などをしないと宣言。「お母さんにだって 我慢の限界がある」と、心の叫びを発信した。この投稿には「身勝手すぎる」「産んだなら責任取れ」など多くの批判が殺到した。この投稿は削除されたが、一方で「私も同じ状況」「母親やめようと思う」と共感の声も多く見られた。 【映像】8割の母親が「やめたい」(アンケート結果) ある調査では「母親をやめたい」と考えたことがあるのは、程度の違いはあるものの、実に約8割にもなるというデータが出た。「ABEMA Prime」では、子育てに悩み、母親でいることに苦痛を感じた人、さらに「母親をやめた」と言いつつも、客観的に見れば親であることを放棄していない当事者から声を聞いた。
■騒ぐ長男に「顔も見たくない」「お母さん、やめるね」
漫画家のツマ子さんには、9歳の長男と、7歳の双子の娘がいる。長男が3歳の時、いわゆる「イヤイヤ期」に入り、しかも1歳だった双子の娘の面倒も見るワンオペ育児。自身が忙しい時に長男が構ってくれと騒ぎ、全力で相手をしても「ママじゃダメ」と言われた。次第に心が疲弊し、ついには長男に「嫌い 顔も見たくない」「お母さん やめるね」と伝えるところまで追い込まれた。実際に育児を放棄したわけではないが、児童相談所に相談に行くまで、つらい時期が続いた。 当時を振り返るツマ子さんは「どう対処していいのかわからないことが多かった。児童相談所の相談員さんに聞いたら、それまで張り詰めていた気持ちが明るくなった。息子に対してもネガティブなことを思わなくなって、気持ちに余裕ができたと思う」。長男に母親をやめると伝えた時は大泣きされたが、それでも「その姿を見ても、私は抱きしめてあげることができなかった」と明かす。 相談員に悩みを打ち明ける以外にも、今では月に2回「お母さんをお休みする日」を作り、リフレッシュをして育児に励んでいるという。「育児ってこんなもんだと、学びにもなった。結構思い詰めていて、長男が幼稚園でうまく生活できるよう、友だちを傷つけずに優しくあってほしいとか、そういう親心が張り詰めていた。ある程度『もういいか』という精神でやったらいいと言われて乗り越えられた」。
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