小国町職員を収賄容疑で逮捕 贈賄側の建設業者も 飲食や宿泊の接待52万円相当 熊本県警

熊本日日新聞 2025年11月5日 21:30
伊藤英志容疑者の会社を家宅捜索し、押収資料を車両に運ぶ熊本県警の捜査員=5日午後2時10分ごろ、小国町
伊藤英志容疑者の会社を家宅捜索し、押収資料を車両に運ぶ熊本県警の捜査員=5日午後2時10分ごろ、小国町

 小国町発注工事の指名業者から飲食接待を繰り返し受けたなどとして、熊本県警捜査2課と熊本北合志署、大津署は5日、収賄の疑いで、小国町前建設課長の町職員小野昌伸容疑者(60)=大津町杉水=を、贈賄の疑いで小国町の建設会社社長、伊藤英志容疑者(60)=同町黒渕=を逮捕した。

 小野容疑者の逮捕容疑は建設課長だった2023年6月16日~24年12月17日、20年熊本豪雨の災害復旧工事など複数の指名競争入札に、同社を含む町建設業協会加盟9社を選定したことへの謝礼として、伊藤容疑者から県内の飲食店などで29回、計約52万円相当の飲食や宿泊の接待を受けた疑い。伊藤容疑者は接待した疑い。

 県警は「共犯事件で捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。5日、2人の自宅と伊藤容疑者の会社を家宅捜索し、関係資料を押収した。

 町関係者によると、伊藤容疑者は町建設業協会長。2人は地元の同じ中学校に通い先輩、後輩の関係だった。長年にわたり飲食をともにする機会があり、後輩の伊藤容疑者がおごることが多かったという。県警は2人の間柄などを考慮しても、町幹部と業者という立場での接待は贈収賄に当たると判断した。

 県警は小野容疑者が繰り返し接待を受けていたとの情報を得て25年5月以降、本人を事情聴取し、通帳やスマートフォンの任意提出を受けるなどして裏付けを進めていた。

 町によると、町発注工事の指名競争入札の参加業者は、総務課長や建設課長、産業課長ら8人の指名審査会で選定する。総務課は「産業の育成と保護を目的に、町内業者の指名を優先している」としている。

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