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「せいぜい、頑張ってください」by 福田首相

 オリンピックに出場する日本選手団に対して、福田首相は、

 「せいぜい、頑張ってください」

と言ったそうです。TVタックルでその話題がとりあげられ、なんて愛想のない人なんだ、まあ、だめだろうけど、能力の範囲内でがんばってねという感じがする、もうちょっとましな言葉はないのか、などと非難ごうごうでした。

 もしかしたら、そんなつもりではなかったかもしれないので、福田首相にちょっと同情しますが、今の用法の傾向からすると、ふさわしくない表現と言わざるを得ないでしょう。

 たしかに、『上級で学ぶ』第13課でも「せいぜい(精々)」は学習項目で、二つの使い方の練習をします。

 1.「考えられる最高、最大の場合を考えても、~ぐらい」という意味で否定的、マイナスのニュアンスを含む
 
  来月から時給が上がるとしても、精々50円ぐらいでしょう。

 2.限度、能力などを最大限活用してという意味で、肯定的に十分に活用すると言いたいときに使う。

  就職すると、休みが自由にとれないので、学生のうちに精々やりたいことをやっておこう。

 福田首相は2の用法で、「せいぜい頑張ってください」と言ったのかもしれないので、一方的に非難するのはかわいそうです。

 もともとは2の用法のほうが古いのですが(私が調べた限り)、現在ではもっぱら1の意味で用いられることが多く、その影響からか、2の意味でいったとしても、1の否定的なニュアンスを含んでとられることが多いですので、使うときは注意が必要です。福田首相のように非難されるかも・・・

 本来は正しい使い方でも、時代とともにそのニュアンスは変わっていきます。言葉の使い方って難しいですね。
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