side リン
ツイッギーとアリスが色々やっていた後、最後に私と狛野くんとアリスがホロウの実験棟二階に到着した。*1
『お前らで最後だな...』
「うう...やっぱり今でも強いミアズマが濃ゆい....」
「うーん...おかしいのだわ。私たちがここを離れてから、そう経っていないはずなのに...ミアズマがこんなに濃いこともそうだし、そこらじゅう滅茶苦茶なのだわ!」
「見えました...ミアズマに覆われていますが、地面と壁面には、怪物が残した破壊の痕跡が多数あります」
「つまり、ミアズマ・フィーンドがここにいたと?」
「あなたが遭遇した個体のことですね?確かに痕跡を見る限り、全て同一の体型をした怪物が残したもののようです....ですが、この痕跡のほかに、銃弾や青いエーテル結晶がちらほら見当たりますが....」
青いエーテル結晶...それってもしかして!
「多分、タンザナイトだよ!タンザナイトがあの怪物と戦っていたんだよ!」
「そういうことなら、急がないとやばいっスね....」
『総員、警戒しつつ前進だ!いつでもぶち殺せるようにしておけ!安心しろ、私達がいる。行くぞ』
私たちは、オボルス小隊と共に先に進み、ここの倉庫まで向かっていると――一人のフェロクスの部下がエーテリアス達に襲われていた。
『これより怪物狩りをはじめる、だが生存者にも気を払え!いいな!』
「た...助けてくれぇー!」
「そこを動かないで!」ズバッ!
11号が炎を纏った剣を素早い動きで次々にエーテリアス達を斬り伏せる。他の人達も攻撃し、ここにいたエーテリアス達を片付けた!その後、そこで怯えていたフェロクスの部下から話を聞くことにした。
「...た...助かった!」
『おい、ここで何があった!』
「ひぃえええ!ピストルが喋ってるぞ!?さっき前にエーテリアスが喋っていたし、俺は恐怖でどうにかなっちまったのか?」
「コホン...あなたの聴力にも、意識にも問題はないのであります。とにかく落ち着いて...そこから質問に答えて頂けますか?ここで一体何があったのでしょう?あ...嘘はダメですよ!どれだけ多くの人が助かるかは、あなたの証言にかかっているのであります!」
「わ....わかった!理解した!少し前、俺たちはこの辺で爆薬の設置状況を確認してた....そしたら急に、実験棟のほうからミアズマ・フィーンドが現れたんだ!一応止めようとしたんだが、銃弾ではやつを殺せなかった!一時的に倒せるが、ミアズマを吸収して、何度でも立ち上がってくる!」
「ええ!?ミアズマを吸収して!?....そんなの、どうやって倒すの?」
「フェロクス様といた研究員いわく、ミアズマ・フィーンドのコアは
「フェロクスはどこへ?それと、赤い髪の女の子と青いエーテリアスを見たか聞きたいのだけれど」
「気を失ってたせいで、何処へ行ったか分からない...ただ、女の子と青いエーテリアスは一緒にいたな...何やら仮面をかぶった人物と抗戦していたような....」
仮面...多分オルカのことだ!
「少なくとも、今のところ柚葉は大丈夫だけど...タンザナイトが心配だね」
「ええ...!見て、いたるところに戦いの痕跡があるのだわ。辿っていけば、きっと柚葉達が見つかるはず...!」
「あっ、ちょ...ちょっと待ってくれ!まだ重大な問題があるんだ!」
重大な問題?一体それって....
「ミアズマ・フィーンドのせいで、このあたりはミアズマの濃度が上昇して怪物も増えて来てる。加えて研究所の電力もダウンしてるもんだから、讃頌会が作った化け物どもが這い出して来るのも時間の問題だ!それで....爆破の準備はもう終わっていてだな....もし怪物どもがうっかり起爆装置に触ろうもんなら、全員まとめてオダブツだ!」
「う、うっそぉ――!!」
「なんでこう最悪な状況に爆薬の設置がおわってんだ!?」
「あのミアズマ・フィーンドが現れたせいで、計画が完全に狂っちまった!」
「人命救助と爆薬の問題...二つを同時に対処しなければいけないのだわ。この人数でいけるかしら....?」
と、どうしようか悩んでいると、何処からか通信が入って来た....その人物は、もっとも頼りになる人だった。
「頭数なら心配するな。とっとと二手に分かれるぞ」
「この声は...師匠!」
「待たせたな。いまアキラと合流したところだ。すぐそっちに着く。そして兵隊共、いつ爆薬がドカンといくかわからないんだ...二手に分かれるのが最善ってところまではいいな。おたくには研究所の守りを任せるから、その間に私がフェロクスの部下とミアズマ・フィーンドとやらを片付ける....それでどうだ?」
『サル山のボスと意見が一致するとは、珍しいこともあるもんだ――よし...『シード』と『11号』と『トリガー』は私と来い!爆薬を処理するぞ』
「ちなみに...爆薬の設置場所って、ぜんぶご存知でありますか?」
「ああ、大丈夫だ!俺が知ってる!」
「それでは、道案内をお願いしますね!プロキシさん、どうかご安心ください。隊長以下、自分たちは必ずここを守りぬくであります!」
「アリス、狛野くん、私達も進もう!」
「ええ!」「押忍!」
こうして私たちは二手に分かれて、柚葉達の後を追うのだった...
~~~~
side タンザナイト
『『オルカム』っ!!』バッ!
『おっと!』サッ――
オルカの両手で挟み込む攻撃を紙一重に俺は回避する....
俺は今、奥の部屋で柚葉と一緒にオルカと抗戦していた。オルカだけなら、まだ何とかなりそうだったかもしれなかったが...
『ギュォアアアアアッ!!』ズバッ!
「くっ!...しつこい!」
『....っ、柚葉』
ミアズマ・フィーンドが途中から参戦して1VS1の状況に持ち込まれていた....一つ安心なのは、俺が抗体細胞をミアズマ・フィーンドに打ち込んだおかげで結構弱体化しているということだ...とはいえ、激戦の続きで疲労も溜まってきてる...早めに手を打つ方法を考えないと....
『どうした?なんか考え事か?....余裕があるなぁ!』ズボッ!
『!』
オルカが地面を透過して、ヒレを突き出し、まるで海のように泳ぎまくる...見た目がさながら鯱、いや鮫のようだ。というか透過でこうなるか普通!?
『俺のこのヒレでぇ..バターを切る様にサクッと切ってやるよぉぉ!!』ズォォォッ!!
『...そうだ!』
『くらえやぁ!!』シュッ
ガコッ!!
『アガッ...なっなにぃ?』
オルカが頭から何かにぶつかる...そう、俺はオルカが深く潜る時に、結晶でできた大きめのテーブルを生成していた。『無機物』の指定だったらやばかったけど、範囲を絞っていたから良かったぜ....
『ぐっ...てめぇ!!くたばれやぁ!!』スッ──ズババッ!!
『『
今度はオルカのヒレから液体をまとい、水圧カッターの様に飛ばしてきた。それに対し俺は『時空モード』で体全体に押し出す余波を発生させ、攻撃そのものをずらす。
『っ!あれは俺がぶっ飛ばした形態かよ...』
『さぁ、来い!』
『面白れぇ...切り刻んでやる!!』ダッ!
そう言い、オルカは向かってきて、攻撃を仕掛ける。でも『鎧領域』は体全体に押し出す力を発生させる...そう簡単に攻撃は当たらないはず...
『―――ニッ』
『!!』
ズバァァァンッ!!
「っ――タンザナイト!!」
『グッ....』
俺の左腕が、綺麗に切断されてしまった...クソッ、こいつ空間さえも透過できるのかよ!!
『ちっ...運のいい奴。咄嗟にやばいと感じてギリギリで回避したな....だが、これならどうよ!』スッ――バババババッ!!
『!』
続いて、オルカが液体を生成し、多数飛ばしてきた。俺はすぐさま『時空モード』を解除し、地面に手を置く。
『『
ドパパパパンッ!
『これでも防ぐのかよ....だが、そんなボロボロで、俺に勝てるとでもおもってんのかっ!!』
『くっ...厄介だな...』ピキピキッ....
三枚に重ねた壁で身を守りながら、左腕を再生させる。
....くそ、このままじゃじり貧になるぞ...
『終わりにしてやる....『メガロ・キラー』!!』ギャルルルルッ!!
『っ!』
オルカが側転しながら、高速で回転し始め、俺目掛けて突進してきた。
「タンザナイト!....っうぐっ!?」ギギギッ...
『キィエアアアアアッ!』ガガガガッ!!
『っ....『羅戦―――』』
柚葉は今、ミアズマ・フィーンドに苦戦してる。覚悟を決めた俺は手を槍に変化させ、オルカの攻撃に合わせて放つ準備をした。
『ハハハハッ!!どんな攻撃だろうと、全て切断して―――』
「―――っ」スッ
『―――あ?』
ドコォォォォッ!!
『ウゲボァァァァッ!?』
『!?』
すると、横から、オルカを吹き飛ばした....あ、あの人は!
「えっ!?」
『キェァアアッ―――っ!』
「はぁぁっ!!」ズォッ
ズドォォォンッ!!
『キェァアアッ!?』
「どうにか間に合ったようだな?」
「大丈夫、柚葉!」
師匠!!それにアリスに、リン達も...きてくれたのか!!
「....柚葉、これ返すわ!」スッ
と、アリスがヘアピンを柚葉に渡してきた。
「っ...いいよ、だってあなたの....」
「いいから!――あなたと私で生きてくの!はぐらかしたら、承知しない!」
「アリス...」
ポロポロと涙があふれているアリスをみた柚葉は――
「だから二度とあんなこと....」
「うん約束するね....二人で...」
優しく抱きしめあった....
「生きてこ...」
「うう....うわぁぁぁんっ!!」
「もぉー泣かないの....」
『....柚葉、よかったな』
そう言って、俺は柚葉達に駆け寄る。
「...タンザナイト」
『言ったろ?必ず助けに来るって?』
「――そうだね、あんたの言う通り....不思議だね、このヘアピンは、まるで私たちの絆で結んでいるみたいに感じるわ....」
『....
[お前自身が....仲間の絆を....繋ぐのだ]
[『宇宙の扉』....それを作り出すのだ.....お前自身の手で]
....今なら、分かったような気がする―――っ!
『...あのさぁ、なんか感動なシーンのとこ悪いけどさ...俺たちがまだいるってこと分かってないか?』ゴトッ...
『キィユゥ....』
「うわっ!やっぱ、まだ倒れていなかった!」
「ちっ...タフな野郎だ」
「....アリス」
「ええ、分かってるのだわ!私たちが絶対、あなた達を倒すのだわ!」
『やってみろよ!すでにそいつらは満身創痍!そんな状態で―――何ができるって言うんだっ!!』
『お前らを....倒す!』グッ!
『っ!』(なんだその目は...さっきまで、力の差を思い知らせたはずなのに....)
今なら出来るはず...絆を結んだ柚葉とアリスなら!
『アリス、柚葉!お前達の力を合わせるぞ!』
「っ...ええ!」
「分かったのだわ!」
『行くぞ.....開け!未来に導く
俺は天に手を掲げると、俺自身が変化し、空中でワームホールが生成される。
『な、なんだ!?』
「ええっ!今度は宇宙のホールになったぁ!?」
『柚葉、アリス!』
「っ!――行こ、アリス」
「えっ...ええ、行くってどこに?」
「いいから、いいから♪」
『俺は柚葉とアリスの二体で―――クロスオーバー!!』
「「たぁぁぁぁっ!!」」キュイィィンッ―――
柚葉とアリスが、黄色く光るのエネルギーに変わり、そのままワームホールの中へ、入った。
「えええっ!?入っていっちゃたけど!?」
「ど...どうなるんスか、ありゃあ...」
「まったく、本当にこの弟子は規格外すぎるな...」
『二体のエージェントで
すると、空間が凝縮し、爆発が起こった!
[警告:マスターが作成した空間から高エネルギー反応検知]
「この反応....まるで星の爆発じゃないか!」
「見て!何か出てくる!!」
『集いし絆が新たな力へ輝く!――現れろ、希望の戦士『蒼騎士ブレイバー』!!』
[トゥアアアアッ!!]ドン!!
そこから現れたのは....白い甲冑に西洋の兜をかぶったゴツゴツした騎士、中心にエーテリアスのコアがあり、ところどころ青いラインが着色されている。その手には馬鹿でかい金の槍を装備していた。そして二体の青い球体がフヨフヨと星の軌道のようにブレイバーを中心として移動していた。*2
「「「ええええええっ!?」」」
「....やばっ」
『なっ....なんだそりゃぁぁぁぁ!?』
あまりの変化に全員が驚いていた。
『これが、俺たち絆の力だ、オルカ!!』
宇宙の扉
タンザナイトが新たに進化した姿、タンザナイト自身がワームホール変身し、そこから絆を作れたエージェントを二体以上入ることで、新たな姿のタンザナイトがでてくる。
『開け!未来に導く
元ネタは遊戯王ゼアルのエクシーズ召喚
ゼンゼロコソコソ噂話
超新星モードは実は時空モードの派生進化らしいんだって
『蒼騎士ブレイバー』
白い甲冑に西洋の兜をかぶったゴツゴツした騎士、中心にコアがあり、ところどころ青いラインが着色されている。その手には馬鹿でかい金の槍を装備している。
エージェントの融合した際にできたスキルユニットを一つ使うことで、自分の攻撃終了時まで相手の能力を一つ発動をできなくさせる効果をもつ。技は『シーリングライト』
見た目はアクセスコード・トーカーに近い見た目。
攻撃は青色のエーテルエネルギーを槍に纏わせ、放つ『蒼光のグングニル』
今ゼアルが一気に配信しているからこれをきに見よう!面白いから!