転生して、数日たった剣は、退屈そうにあくびをする。
――ふわぁー退屈だな....食欲とか
ホロウの中は何もなく、目新しいものがないため、彼、剣にとって退屈の言葉しか出ないのだ。
――すぅ.....っ!人が多数いるな?しかも
軽く空気を吸うと、嗅覚が鋭いのか、この場にいる人数や場所なども把握した。
警察犬以上の正確さだな....
──ちょっと行ってみるか.....その時に考えよう。
そう思い剣は、匂いに反応した場所へと高速で駆け走った。
~~~~
「はははっ!まんまと罠に引っ掛かったな治安官さんよ?ここでお前はおしまいだぜ?」
「くっ...くそぅ....」
大勢のならず者たちが、一人の治安官を取り囲んでいた。
何故こうなっているのかというと、とある
「さてと、これからたっぷりと可愛がってやるぜぇ?ヒッヒッヒッ....」
「ここまでか....」
そう思った瞬間──治安官の目の前に、剣が舞い降りた。
「っ!?」
「何だと!?エーテリアス!?」
──何とか間に合った....
何とか間に合ったことにホッとする剣、エーテリアスが現れたことで慌てるならず者たち。
「どっ...どどどどうしやすボスっ!?」
「おっ、落ち着けぇ!!相手は所詮一人だ!数なら俺たちが有利だ!!治安官ごとやっちまえ!!」
「「「「おぉぉぉぉ!!」」」」
ならず者たちは、多勢で剣に襲い掛かった.....
――後に、一部始終見ていた治安官はこう語った。
「えっ?あのエーテリアスについてですか?――そりゃ~見てましたよ。時間はどうだろう....ほんの
Q.たった一人でですか?
「えぇ....たった一人のエーテリアスで全滅したんですよ......あんな
「何だこいつはy――『バキッ!』プギュウスッ!?」
「やろう――『ドコッ!』アオワッタ!?」
「何やってんだ相手はひとりだ――『ビシッ!』ゾウサンッ!?」
「ひぃぃ!?おっおたす――『ドコッ!』ケンタッキー!!??」
――他愛もない....
Q.それを見たあなたはどんなことを思いましたか?
「そりゃ『怖い』って感想しか出ませんよ....だってただえさえ、エーテリアスは凶暴なのに、あんな場面見せられたらそりゃ恐怖以外の何者でもないですよ....最初は」
Q.最初は?
「あー....犯罪組織のメンバーを倒した後ですかね....片付いた時、こっちを見つめたんですよ....それは怖かったですよ、腰が抜けてもう立ってられなかったぐらいに!そうやっている内にそのエーテリアスが近づいて、何されたとおもいます?――」
「ひっ...ひぃぃ....」ビクビク....
――落ち着け、俺は敵じゃない.... スリスリ
「えっ?.....えぇ?」
「何でしょうか....犬とか猫がやる、体をこすりつけるヤツ....あれをしたんですよ。まるで敵じゃないと言い聞かせるみたいに」
Q.その後はどうしたんですか?
「その後は....手元に飴がちょうどあったので試しにあげて見たら――なんと尻尾を器用に使って袋を開けてそのまま口に含んだんですよ!まるであけかたを知っているように!」
Q.あのエーテリアスについてはどう思いますか?
「あのエーテリアスですか....一言で言うなら『人懐っこい大型犬』ですかね?あの仕草はまるで、構ってほしそうな犬の感じのそれです。なんだかそう見ると愛着が湧きますね....ハハハ.....」
――我々は、エーテリアスの更なる謎が深まったとこのインタビューを通して分かったのだった。
「......」
「お兄ちゃん何見てるの?」
ネズミ色のような髪の短髪のジャケットを着た男、『アキラ』が真剣にテレビを見ていて、その姿に声をかけたのは、青髪のショートヘアーのパーカー服を着た女、『リン』だった。
「あぁ、リン....丁度、特別インタビュー番組で気になるものがあってね....」
「それって....確か内容が、『治安官を守ったのは謎のエーテリアス!?』だったよね?....にしても人を助けるエーテリアスか....本当にいるのかな?」
「インターノットで確認してみたけど少量だけど目撃はされているらしいね.....」
「もしいたら私たち『パエトーン』の仕事も手伝ってくれるかな?」
「ハハハ....どうだろうね?いくら人懐っこいと言ってもあのエーテリアスは何を思っているかわからないから」
と、アキラは苦笑いしながらリンに言うのだった...
──暇だし、散歩に出掛けるか。
今日も剣は目新しいモノを探すため、ホロウを歩く。
剣は誰に飼われる?
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