「生息数を過小評価してきたのでは」東北でクマ激増の背景に“個体管理の不備” かつては絶滅の危機…現在の森林は“飽和状態”で「鳥獣はこの上なく住みやすい環境」【識者解説】
■いま日本は“森林飽和”状態で「鳥獣にとってこの上なく住みやすい環境」
横山教授によると、一時乱伐された森林は既に回復していて、日本は“森林飽和”状態にあるといいます。国内の木材需要が低調で、手入れが行き届かず放置された森林が多いので、鳥獣にとってこの上なく住みやすい環境だということです。 横山教授: 国内の森林の約半数はドングリをつける広葉樹林帯です。人間が薪を取りに行くこともなくなり、生長した木を野生動物たちが利用できるようになって、鹿やイノシシ、そして今クマが急増しているという状況です。個体数が減る要因が山の中にはありません。 ――Q.クマとの戦いはいつまで続く? 横山教授: 東北はあと1カ月ぐらい警戒が必要で、その後冬眠に入りますが、クマは人里においしいものが大量にあることを学んでしまっています。彼らは学習能力が高いので、今後「人里においしいものはないよ」「人間は怖い存在だよ」と教えることが必要です。 (「newsおかえり」2025年11月7日放送分より)