【速報】「虚偽の発信や誹謗中傷の被害を受けた一人として、安堵しております」奥谷県議がコメント　立花党首、逮捕受け

11/9(日) 10:33配信

奥谷県議

斎藤知事のパワハラなどを告発した、いわゆる文書問題を巡る百条委員会の委員長を務め、自身も立花容疑者を名誉棄損容疑で刑事告訴していた、奥谷謙一兵庫県議が、立花容疑者の逮捕を受け、コメントを発表しました。

以下、コメント全文。ＮＨＫ党代表・立花孝志容疑者が逮捕されたとの報に接し、私自身、同氏による虚偽の発信や誹謗中傷の被害を受けた一人として、安堵しております。竹内英明県議は、根拠のないデマや中傷に悩まされていました。今回の逮捕によって、少しでも竹内議員の無念が晴らされ、ご家族の皆さまのお気持ちがわずかでも報われることを心から願っています。デマや誹謗中傷は、個人の尊厳を奪う暴力であり、政治や社会への信頼を深く損なう行為です。言論の自由の名の下に行われる卑劣なデマや中傷を、社会全体で許さないという意識を共有することが必要です。今後の捜査や起訴に向けた手続きの推移を冷静に見守り、司法の場で真実が明らかにされることを強く望みます。竹内議員のご冥福を改めてお祈り申し上げ、ご家族の皆さまに心よりお悔やみを申し上げます。兵庫県議会議員　奥谷謙一

関西テレビ

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星周一郎: 東京都立大学法学部教授

見解政治に関わる公選の職（議員）に就いている以上、政治的な批判は当然にあるわけですし、場合によっては、議員の名誉に関わることもあり得ます。名誉毀損罪に関する刑法の規定でも、「公務員・公選による公務員の候補者に関する事実」に関しては、公共の利害に関係し、公益性があるとみなすとしています。しかし、その場合でも、「真実であること」の証明がない場合には、名誉毀損罪での処罰の対象になることが認められています。議員らが苦しめられているのは、それが「虚偽の発言」「デマ」であることに由来する部分が大きいと思われ、議員である以前に、個人の人格の尊厳を損なう事態だといえます。この件でも、「警察による逮捕が間近」など、ありもしない「捜査」に関する虚偽発言が問題となっています。名誉毀損事件での捜査にあたった警察でも、その虚偽性の客観的な立証が可能なことを確認のうえ、強制捜査に踏み切ったものと思われます。