午前3時から異例の予算委対策 高市首相、答弁への強いこだわり

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小木雄太
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 「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」。10月に自民党総裁に選出された際、そう述べた高市早苗首相が7日、その言葉を地で行くような準備をして衆院予算委員会に臨んだ。質疑では「睡眠時間もほとんど取れていない」と明かす場面もあった。

 午前3時過ぎ、首相は衆院議員宿舎を出発し、首相公邸に入った。9時から始まる就任後初の予算委員会での答弁の準備のため、約3時間半にわたり秘書官らと打ち合わせをした。

 予算委で立憲民主党黒岩宇洋氏から「職員の中には答弁作成で徹夜の方もいたと思う」と問題視されると、首相は「議員宿舎のファクスはだいたい10枚くらいで紙がつまるし、ジーッとしか出てこない。(宿舎で)答弁書を受け取る術がなく、(前夜の段階で)答弁書もできていなかった。(答弁書が)出来上がる時間がおおむね3時頃だろうという話を受けて、公邸に行った」と説明。「私がどんどんペンを入れて直すので、手伝ってくれた秘書官、SP(警護官)、ドライバーの方にはご迷惑を掛けた」と語った。

「自分でチェックしないと……」

 6日までの本会議場での代表…

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この記事を書いた人
小木雄太
政治部
専門・関心分野
国内政治、外交
少数与党国会の行方

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