https://www.youtube.com/live/ik1_E62ZrBs?si=7EL1dFGcQsQxSA7T(鶴見健太氏のYouTubeライブ)
その後東京に戻り、『人新世の資本論』の斉藤幸平さんの全国勉強会。マルクスが遺した原稿やメモを調べ上げた結果、マルクスは晩年、住民参加型の共同体(コモン)に環境保護や持続可能な経済の可能性を見ていたとのこと。これはエンゲルスがマルクス存命中に出版された資本論との整合性を重視するあまり見逃していた視点だそうです。マルクスが現代の課題の解決策をすでに提示していたとは、歴史的な発見ですね。
私はカンボジアやモザンビークで平和構築活動をしていた時、山岳少数民族の村で計2年近く活動していました。独自の文化や自然の恵みを大切にしながら質素な暮らしを営む持続可能なコミュニティだった村々が、平和になったと同時に強欲な資本主義に蹂躙される姿を見てきました。コモンの在り方を研究し、現代に合った形にして横に広げていく、こんなビジョンをより多くの方々と共有していきたいと思いました。
今回が16回目の全国勉強会でしたが、司会として沢山の質問を瞬時に切り貼りしてビジョンを引き出す役割にはいつも身が引き締まります。今回は特に準備をして臨みました。



