選挙敗北の豪野党連合が崩壊、政策相違で国民党が協力解消

選挙敗北の豪野党連合が崩壊、政策相違で国民党が協力解消
5月20日、オーストラリアの国民党は、保守連合としての60年以上にわたる自由党との協力関係を解消した。写真は国民党のリトルプラウド党首。ブエノスアイレスで2018年7月撮影(2025年 ロイター/Miguel Lo Bianco)
[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリアの国民党は、保守連合としての60年以上にわたる自由党との協力関係を解消した。先の国政選挙での大敗や再生可能エネルギー政策を巡る対立が理由。
国民党のリトルプラウド党首は20日、「一区切り付ける時だ」と記者団に述べた。政策の違いを理由に「今回の選挙後、自由党と再び連立協定を結ぶことはない」とした。
自らも議席を失ったダットン氏に代わって自由党党首に就任したレイ氏は国民党の決定に失望を表明。「最大野党として、自由党は正式な野党を形成する」と述べた。
リトルプラウド氏は、レイ氏を 「自由党を再建するために必要なリーダー」と評価。次の選挙までの間、連立協議の「扉を開いておく」としたが、国民党として地方の住民の利益を守る方針を示した。
レイ氏は選挙大敗を受け、全ての政策を見直すとしている。
国民党は、選挙戦の公約だった原子力発電導入方針の継続を望んだが自由党の同意を得られなかった。リトルプラウド氏は、労働党政権による石炭から「再生可能エネルギーのみ」への移行は確実ではないとして、原子力発電の必要性を訴えている。
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アルバニージー政権のチャーマーズ財務相は、野党の分裂は「核のメルトダウン」で、新議会開会時に自由党の存在感は、12の無党派・小政党勢力より「かろうじて大きい」程度になるだろうと述べた。

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